筋トレで筋肉痛がおきるのは体の防衛本能だった
筋トレも始めたばかりころは筋肉痛が発生するもの。やがて筋肉痛が出なくなりますが、だからといって効いていないわけではありません。じつは、筋肉痛の有無は筋トレの効果の目安にはならないのです。筋トレで筋肉痛が起きるのは、いわば体の防衛本能と呼べるものなのでした。
筋トレで筋肉痛がおきるメカニズム
そもそも筋トレで筋肉痛がなぜおこるかというメカニズムは、まだ100%解明されていません。かつては、筋肉痛は筋線維の損傷や炎症によって生じると考えられてきました。
筋肉に損傷や炎症がおこると、たしかに痛みを感じる物質が分泌されます。しかし詳しく調べてみると、かなり激しい筋トレをしても筋線維には大きな損傷や炎症は生じていないことがわかってきました。
現状でもっとも有力な説は、筋線維から漏れ出した物質の影響を受けて、脳で痛みを感じる閾値が下がるというもの。閾値が下がると、ふだんなら何でもない独活気を強い刺激と感じてしまうため、筋肉痛がおこると考えるのです。
筋トレの筋肉痛は防衛本能といえる
筋トレに慣れていない時期は、神経系の適応がまだおこっていないため、筋肉は準備ができていないうちに唐突に伸縮させられます。すると、不意打ちを受けた筋線維から、脳の閾値を狂わす物質が漏れ出るのです。
いわば慣れない動きから筋肉を守る防衛本能といえるでしょう。神経系が適応して筋トレに慣れてくると、筋線維が不意打ちを受けることがなくなり、筋肉痛が出なくなるというわけです。
脳の閾値を下げる物質としては、筋肉の伸縮によって筋線維から出てくるATPやアデノシンが有力候補。いずれも筋肉にエネルギーを供給している物質になります。
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