超回復がおきるかおきないかの3つのパターン
超回復とは運動の後の疲労回復によって、運動前より能力が上がっている状態を指します。とはいえ、単純に筋トレすれば超回復がおこるわけではありません。超回復がうまくいくか失敗するかは3パターンに分けられます。場合によっては超回復どころか慢性疲労にもなりかねません。
超回復しても持続しなければ元に戻る
運動と食事と睡眠のバランスがとれて、超回復がうまくいっているのが第一のパターン。トレーニングで疲労しても、しっかり回復してコンディションが上げられているので、難易度を高めたトレーニングができるようになります。
2つめは、トレーニング効果が消失してしまうパターン。トレーニングをしたあと疲労が回復できたら、再びトレーニングすべきところをやめてしまうケースです。トレーニングで超回復しても、持続しなければほとんど元の状態に戻ります。
一週間に一度のトレーニングを続けているならよいですが、二週間に一度、三週間に一度とだんだん減っていき、やがて運動習慣がなくなるパターンです。体力を維持するなら週に1回は運動をすべきでしょう。
超回復するどころか慢性疲労になる
そして、超回復でもっとも問題が大きいのが3つめのパターン。トレーニングで疲労したあと、適切な回復過程を経ずに疲労が蓄積している段階で、次のトレーニングを始めてしまうケースです。
そうすると、疲労の具合はさらに濃くなり、コンディションが悪くなっていきます。超回復するどころか慢性疲労になったり、パフォーマンスを低下させたりしてしまいます。
疲労のためにパフォーマンスが落ちても基礎体力が足りないからと考えて、トレーニング量を増やしてしまってさらに疲労の度合いを強くする悪循環。まじめな人が陥りやすいパターンといえます。
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