椅子に深く座るのが苦痛なら大腰筋が衰えている
大腰筋は鍛えるだけでお腹痩せできるインナーマッスル。逆に、大腰筋が衰えていると、ぽっこりお腹の原因となります。そこで、大腰筋が衰えているかのチェック方法を紹介しましょう。たとえば、椅子に深く座るのが苦痛なら大腰筋が衰えている証拠。大腰筋を強化して理想的なスタイルを目指しましょう。
大腰筋が確実に衰えている猫背の人
下腹部がぽっこり出てきたら大腰筋が衰えているサインです。大腰筋が衰えて骨盤が正常な前傾を保てなくなると、内臓を支えている腹筋の緊張がゆるんでしまいます。すると内臓下垂が発生して、下腹部がぽっこり出てくるのです。
ふだんから猫背など姿勢の悪い人も、大腰筋が確実に衰えていると考えて間違いありません。姿勢の悪い人は正しい姿勢の人と比べて、大腰筋が明らかに細く衰えていることがCT画像などですでに確認されています。
歩いていてよくつまづくのも大腰筋の機能低下のサインです。大腰筋の働きは足を引き上げること。自分が思っているより足が上がっていないのは、大腰筋が衰えているときの典型的な症状です。
椅子に浅く腰かけると大腰筋が弱る
歩くスピードが遅くなることも、大腰筋が衰えてきている可能性が大。大腰筋の働きである足の引き上げが弱くなると、自然と歩幅が狭くなって歩くスピードが落ちてしまいます。ふだんから大股歩きを心がけましょう。
階段を上がるが苦痛というのも、大腰筋の衰えを表す典型的なサイン。階段を上るには太ももを上げる必要がありますが、大腰筋が衰えると思ったように太ももが上がりません。エスカレーターを使うようになると、ますます大腰筋が弱体化します。
椅子に深く座るのが苦痛な人も、大腰筋が衰えているかもしれません。大腰筋が弱ると骨盤が後ろに傾いて寝た状態になるため、背筋を伸ばして椅子に深く座る姿勢がとりにくくなります。椅子に浅く腰かけるクセがある人は要注意です。
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