腸腰筋ストレッチは「腰割り」なら簡単にできる
腸腰筋は股関節のインナーマッスル。腸腰筋はスポーツパフォーマンスを向上させる筋肉として注目を浴びています。そんな腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つから構成。大腰筋は腰椎から大腿骨までを、腸骨筋は骨盤上部と大腿骨をつなぎます。そんな腸腰筋を手軽にストレッチする方法を紹介しましょう。
腸腰筋のストレッチに「腰割り」
腸腰筋は大きいうえに長い筋肉なので、そのぶん収縮する距離も長くなります。そのため、より強く股関節を屈曲させる力が出せるわけです。骨盤を固定すれば太ももを上げ、逆に足が固定されると体幹を前傾させます。
腸腰筋は動かないでいると固くなてしまう性質があります。とくに、座る時間が長い人は注意が必要です。腸腰筋が硬くなると、腸骨筋が骨盤を前傾させて、大腰筋が腰椎を前に引っ張ってしまいます。
結果的に、腰痛をおこしやすい姿勢になってしまうのです。このため、ふだんからしなやかに保つようにストレッチすると効果的。手軽にできる腸腰筋のストレッチ方法が「腰割り」です。
腸腰筋ストレッチで動作キビキビ
腸腰筋をストレッチできる腰割りは、両足を肩幅より少し広く開いて立って、つま先は45度くらいに開きます。両腕を前で組んで、背筋を伸ばして上体をまっすぐにしたら準備完了です。
この体勢から4カウントでひざをゆっくりと曲げて腰を落としていきます。このとき、ひざがつま先と同じ方向に出ていることを確認。ひざを120度くらいまで曲げたらいったん静止して、4カウントでゆっくり元の位置に戻ります。
腸腰筋ストレッチはこれを10回繰り返してください。1日1回行っていると、股関節がスムーズに動くようになるはず。方向転換の動作もキビキビしてきます。慣れてきたら、ひざの角度を90度まで曲げるなど深めにストレッチしましょう。
■「腸腰筋ストレッチ」おすすめ記事
腸腰筋ストレッチでぽっこりお腹を即効解消!
腸腰筋ストレッチは腸骨筋をほぐしてからが効く
■「腸腰筋」おすすめ記事
便秘解消にも効果がある「腸腰筋の鍛え方」
相撲のシコ踏みは腸腰筋の鍛え方に最適だった
大腰筋トレーニングの基本は壁を使ったもも上げ
■「インナーマッスル」おすすめ記事
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
女性が腹筋を鍛えるならインナーマッスルが最適
腹筋を割る方法!インナーマッスルに秘密アリ!!
腹筋のインナーマッスルは「腹横筋と腹斜筋」
1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる