インターバルトレーニングは心臓の筋トレだった
運動不足解消のためにと軽い気持ちで始めたランニングでも、長い距離を走れるようになると挑戦したくなるのがフルマラソン。レースに出るとなれば、それなりのタイムで走りたくなるものです。そんなときに有効なのがインターバルトレーニング。いわば心臓の筋トレともいうべきトレーニングです。
インターバルトレーニングの目的
持久力アップするためのトレーニングは、機能的に2種類に分けられます。1つが心臓や血管の機能を改善して全身に血液を運ぶ力を上げるトレーニング。もう1つが、肺の機能を高めるとともに血液の組成を改善するトレーニングです。
そして、インターバルトレーニングの目的は血液を全身に運ぶ力を上げること。心臓の筋肉である心筋が鍛えると強くなる特性を利用しています。アスリート向けのトレーニング方法といえるでしょう。
実際のインターバルトレーニングの方法は、1km走に2分間のジョギングを組み合わせるのが基本。フルマラソンで狙うタイムにもよりますが、1km走は5分40秒くらいが目安。これを10セット繰り返すのです。
インターバルトレーニングは筋トレ
じつは、インターバルトレーニングのポイントは2分間のジョギングにあります。インターバルトレーニングの基本は、強度の運動と完全には休まない運動を繰り返すこと。休息中も低負荷の運動を続けることが効果をアップさせるのです。
インターバルトレーニングは、端的にいえば体に高負荷と低負荷を交互に繰り返すことで、いわば心臓の筋トレするようなもの。そして、このインターバルトレーニングとセットで行うべき練習法がLSDトレーニングになります。
LSDトレーニングは長い距離をゆっくりしたペースで走り続けることで、持久力をアップさせる練習法。肺の機能を高めるとともに、血液の組成を改善する効果を目的としています。
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