腸腰筋ストレッチで伸びるのは後ろ足の付け根
腸腰筋は、腰椎と大腿骨をつなぐ大腰筋と骨盤上部と大腿骨をつなぐ腸骨筋の総称。骨盤の前後の角度に大きくかかわるインナーマッスルです。このため、腸腰筋が硬くなったり弱くなったりすると、骨盤が前傾や後傾してしまいます。それが猫背や出尻の原因です。腸腰筋ストレッチで弾力を取り戻しましょう。
腸腰筋ストレッチで弾力を取り戻す
腸腰筋は体の深層にあるインナーマッスルの一種。インナーマッスルは目で見たり、手で触れたりできないため、あまり意識することがありません。とくに腸腰筋は、座る時間が長いオフィスワークで硬くなりがちです。硬くなった腸腰筋は骨盤を前傾気味にしてしまいます。
腸腰筋をストレッチするようにすれば、股関節まわりの弾力を取り戻すことが可能。腸腰筋が正しく機能するようになれば、前傾した骨盤を改善することができます。
腸腰筋ストレッチは片ひざ立ちが基本姿勢。前に出した足はかかとの真上にひざが来るようにして、両手は前足のひざの手前に置きます。後ろ足をつま先立ちにして、かかとを上げたら準備完了です。
腸腰筋ストレッチ骨盤の回転に注意
この体勢から骨盤を平行移動するように、後ろ足の付け根を前に押し出します。この姿勢を8カウント。伸ばされる腸腰筋は、後ろ足の付け根あたりです。前後で足を入れ替えて、反対側の腸腰筋もストレッチします。
腸腰筋ストレッチで注意したいのが骨盤の回転。前足側に骨盤が回ってしまうと、腸腰筋がストレッチされません。イメージとしては、骨盤にある左右の突起をそろえるイメージです。
また、後ろ足は骨盤をひねらない状態で、下げられるだけ後ろに引くのもポイント。ひざが痛いときは、下にクッションなどを敷くとよいでしょう。腸腰筋をストレッチで刺激すれば、日々の動作にキレが出てくるはずです。
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