大腰筋が衰えているか椅子を使ってチェックする
大腰筋は意識しないとあまり使われないインナーマッスル。とくにデスクワークで1日中座っていることが多い人は注意が必要です。大腰筋が衰えると足を引き上げる力が弱くなってつまづきやすくなるだけでなく、骨盤が後傾してぽっこりお腹の原因となってしまうこともあります。
大腰筋が衰えた人は内臓脂肪が多い
大腰筋とは、背骨の腰椎部分と足の付け根とを結んでいる太くて長い筋肉です。大腰筋がきちんと種祝していると、骨盤はやや前傾気味に立った状態。すると、背骨は美しいS字カーブを描き、下腹も引き上げられてスッキリします。
ところが、大腰筋が衰えてゆるむと、骨盤は後ろに寝たような状態になってしまうのです。するとそこに内臓が下垂して、下腹がぽっこりでやすくなります。背骨のS字カーブも崩れて、姿勢も猫背気味になるのです。
また、もともと下腹部は筋肉の量が少なく脂肪が溜まる余地があるため、大腰筋が衰えているかどうかで内臓脂肪レベルが変わってきます。大腰筋が衰えている人は内臓脂肪が多く、大腰筋が発達している人は内臓脂肪が少ないのです。
大腰筋が衰えているかをチェック
そこで、大腰筋が衰えているかどうかチェックする方法を紹介しましょう。椅子を使ってできる大腰筋の年齢チェックです。まずは背筋を伸ばしてイスに座ります。足は肩幅に開いて、腕はひじを上げて胸の前で組んでください。
そして、イスから「立つ・座る」をすばやく繰り返すのです。立ってときはひざが完全に伸びた状態。座ったときは、お尻をしっかり着地させます。10回繰り返したときのかかった時間で、大腰筋年齢がわかるのです。
男女とも9秒以内なら20~29歳、10秒以内なら40~49歳、12秒以内なら50~59歳といった具合。それ以上は男女で数字が違っていて、男性は13秒以内なら60~69歳、女性は16秒以内なら60~69歳となります。
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