効果的な筋トレには大きく4つの方向性がある
効果的な筋トレと一口にいっても、じつは大きく4つの方向があります。筋トレによって表れる筋肉の変化は「最大筋力・筋肥大・筋持久力・筋パワー」の4つです。1つの筋トレで4つの変化すべてが手に入るわけではありません。4つの方向性に対してそれぞれ、効果的な筋トレが存在しているのです。
効果的な筋トレとは方向性で変わる
効果的な筋トレとは、4つの筋肉の変化「最大筋力・筋肥大・筋持久力・筋パワー」の方向性によって変わってきます。具体的には、最大筋力とは1回だけ持ち上げられる最大の重量のこと。最大筋力に効果的な筋トレは、より重いものを持てるようになることです。
筋肥大は、筋肉が大きくなってシルエットが変わること。細マッチョなど目標とするスタイルに近づくためには筋肥大は重要な要素でしょう。なお、筋肥大と最大筋力は密接に関係しています。
筋持久力は長い時間、筋肉が継続的に力を発揮できるようになること。筋持久力に効果的な筋トレとは、運動を休むことなく続けられるようになることを目指します。筋パワーは、最大筋力にどれだけ短時間で到達できるかの能力。サッカーやバスケット、短距離走などでこの能力が活躍します。
効果的な筋トレで筋肉の変化は共存
このように、4つ筋肉の変化は1つの筋トレですべて得られるものではありません。筋持久力に効果的な筋トレでは、筋肥大という変化はなかなかおきにくいもの。その逆もまったく同様です。
とはいえ、筋持久力にすぐれていながら、最大筋力や筋パワーがすぐれたボディを作ることは可能。たとえば、80分間走り続ける筋持久力を持ちながら、タックルで相手を吹き飛ばす筋パワーをも持つラグビー選手などです。
すなわち、4つの筋肉の変化を1つの体の中で共存させることは可能。自分の目指す方向性を意識して、効果的な筋トレメニューを選ぶことが大切なのです。
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