スクワットはやり方次第で肩こり解消になる
スクワットはやり方次第で、肩こり解消にもなります。そのトレーニングを行っているのが、サッカー日本代表のゴールキーパー権田修一選手です。そもそもはゴールキーパーのトレーニングのためのスクワットのやり方ですが、肩こり解消にも効果があるのです。
ハンズオーバースクワットのやり方
両腕をだらんと下げた状態から両手を真上に上げてみてください。とくに意識しない限り、腕は体の斜め前に上がっているはずです。
人間は四足歩行から二足歩行になったという進化の経緯から、腕は真上ではなく前に上がってしまいます。しかし、ゴールキーパーにとっては、腕を伸ばした1cm、2cmが勝負の分かれ目です。
そこで権田修一選手は、腕を真上に保ったまま体を自在に動かすためのスクワットのやり方を実践。それがハンズオーバースクワットです。
ハンズオーバースクワットのやり方は、足を肩幅に開いて両腕が前に出ないように真上に上げます。この姿勢からお尻を下げていって、膝の角度が120度になったら元に戻るのです。肩や膝が前に出ないように注意します。
負荷を上げたスクワットのやり方
このスクワットのやり方は、深くしゃがみこむほど難易度がアップ。椅子を用意して半歩前の位置でハンズオーバースクワットをして、座面にお尻が触れたら戻るようにすると負荷が上がります。ちなみに権田選手の場合は、椅子ナシでお尻がかかとにつくまでしゃがみこむ、フルスクワットです。
なぜ手を上げたスクワットのやり方だと、肩こりが解消するのでしょう? 腕を真上にキープすることで菱形筋という背中の筋肉と、僧帽筋という肩の筋肉を収縮させて強い力を出しています。
スクワットのあとに脱力すると反射で筋肉がほぐれて血流がアップ。肩こり解消につながるのです。
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