大腰筋トレーニングには腹筋運動がマイナス効果
年齢の割に身体能力が高くて転倒しそうもないお年寄りは、大腰筋を有効に使っているはず。子どもでも大腰筋トレーニングを行えば身体能力はグングン伸びていきます。ただし、大腰筋トレーニングには腹筋運動がマイナス効果がある点には注意が必要です。
大腰筋トレーニングには注意点がある
大腰筋は意識しにくいインナーマッスル。大腰筋トレーニングを行っても、なかなか効果が現れにくいという特徴があります。さらに、大腰筋トレーニングには注意点があるのです。
人間の体には、ある動作をする筋肉があれば、それと反対の動きをする筋肉が必ずあります。たとえば太ももには、太ももを前に押し出す大腿四頭筋と後ろに引っ張るハムストリングスがあります。
ボールを蹴る動作なら、太ももの前にある大腿四頭筋が勢いよく縮んで、蹴り終わったときに動きを止めるのが太ももの後ろにあるハムストリングス。このような反対の動きをする筋肉同士は、太ももの前と後ろというように隣り合っているため、癒着をおこりやすくなるものです。
大腰筋を活性化するトレーニング
分かれているべき筋肉同士が癒着すると、それぞれの動きにブレーキをかけ合うことになります。そして、大腰筋のブレーキになる可能性があるのは腹直筋です。
大腰筋が活性化されていない状態で腹筋運動で腹直筋を鍛えた場合、さらに大腰筋にブレーキがかかることに…。活性化していないうえにブレーキがかかるのですから、マイナス効果以外ありません。
大腰筋トレーニングをするなら、大腰筋だけを動かす方法がベスト。大腰筋だけを動かすことによってはじめて、大腰筋を効率的に活性化できるのです。
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