大腰筋トレーニングに能の所作が手本になる理由
大腰筋は、腰から始まってお腹の中を通ってももの内側の付け根である大転子をつないでいる、太くて長いインナーマッスル。しかし深層にあるがゆえに大腰筋のトレーニングは非常に難しいものです。そんな大腰筋トレーニングには能の所作が手本になるのでした。
大腰筋トレーニングはとても難しい
大腰筋は、足を上げたり姿勢を保ったりするときに大切な筋肉。とくに足を上げるときには、その動きの中心となります。
ただし、大腰筋はふだんの生活ではほとんど使われていません。私たちが足を上げたり歩いたりするときには、表層の足の筋肉を使っていることが多いのです。
しかもインナーマッスルは、体の深部にあるため意識するのが難しい筋肉。使われていないうえに意識しづらいため、大腰筋トレーニング自体がじつはとても難しいのでした。
大腰筋トレーニングに能のすり足
そんな大腰筋トレーニングの手本になるのが能の所作。具体的には、能のすり足が効果的な大腰筋トレーニングになります。
大腰筋の働きは足を上げることですが、実際に大腰筋が働くのは足を上げる最初の小さな動きだけ。あとはももの筋肉やお尻の筋肉などが働きます。
能のすり足は、一足の長さほどの一歩が基本。このとき、ほとんど大腰筋でまかなえるほどの動きしかしません。ももの動きはほんの少しになります。だからこそ、大腰筋トレーニングに能の所作が手本になる理由です。
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