ホットヨーグルトはラップかけずに500Wで30秒
ホットヨーグルトダイエットは、朝食前に120gのヨーグルトを電子レンジでチンして食べるだけ。あとの食事は3食、好きなものを食べてOKです。たったこれだけで自然と体重が減っていくといいます。ホットヨーグルトダイエットで痩せるメカニズムを詳しく見ていきましょう。
ヨーグルトダイエットのポイント
乳酸菌の研究で知られる東北大学大学院の齋藤忠夫教授は、ホットヨーグルトダイエットを強く推奨しています。このダイエットのポイントはカルシウム。ヨーグルトの中のカルシウムは、イオン化して反応が高い状態。これが血液中の脂肪酸と結合して、脂肪細胞への取り込みを阻止してくれるのです。
逆に、私たちの体はカルシウムが不足してしまうと、脂肪を蓄えようとする副甲状腺ホルモンを血液中に分泌してしまいます。このため、カルシウム不足になると腸から脂肪を必要以上に吸収して、太ってしまうのです。
実際、日本人の肥満の原因の1つにカルシウム不足があります。厚生労働省によると、日本人は1日650mgのカルシウムが必要なところ、平均で507mgしか摂取していません。
ホットヨーグルトの作り方は簡単
そんなカルシウム不足を補いながらダイエットできるのがホットヨーグルト。ホットヨーグルトの作り方は、市販のプレーンヨーグルト120gをラップをかけずに電子レンジに入れ、500Wで30秒ほど温めるだけと簡単です。これを朝食前に食べるだけでOK。ちなみに、1日120g以上食べてもダイエット効果は変わりません。
ホットヨーグルトは腸管の機能を向上させるので、カルシウムの吸収率も向上。これを空腹の状態で食べることで、さらにカルシウムが腸管から吸収されやすくなるのです。
ホットヨーグルトダイエットでは、3度の食事は好きなものを食べてかまいません。ただし、食べる量は腹八分目までにします。間食は控えますが、ビールやワインなら1日1杯くらいなら飲んでもOK。とにかく手軽にできるダイエット法なのです。
飲むヨーグルトでホットヨーグルト
ヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがあります。ホットヨーグルトで飲むタイプは使えるのでしょうか?
じつは、食べるタイプも飲むタイプも栄養面での違いはありません。両者の違いは製造工程にあります。容器に詰めてから発酵させるのが食べるタイプ、発酵させたヨーグルトを混ぜて液状にして容器に詰めるのが飲むタイプです。どちらもホットヨーグルトダイエットに使えます。
なおホットヨーグルトは、ダイエット中に不足しがちな栄養素がしっかり含まれている点も見逃せません。イライラ防止に役立つカルシウムはもちろん、代謝アップに欠かせないタンパク質やビタミンC以外の栄養素をほぼ含有しています。
ホットヨーグルトは停滞期がない
ホットヨーグルトダイエットは「停滞期」がないことも魅力。ダイエットの停滞期とは、初めは順調に落ちている体重がいったん減らなくなってしまう時期のことです。
じつはこの停滞期、人間本来の防衛本能といえるもの。体重減少と栄養不足を体が飢餓状態と判断して、自動的に脂肪を溜め込もうとするのです。このためダイエットには体重減少がストップする停滞期はつきもの。多くの人がダイエットを最後まで達成できない理由でもあります。
しかし、ホットヨーグルトダイエットは食事制限ナシなので、栄養不足になることはありません。ホットヨーグルトで効率よく吸収されたカルシウムが、脂肪を溜め込もうとする副甲状腺ホルモンの分泌を抑制してくれます。このため、ダイエットの停滞期が生じにくいのでした。
■「ヨーグルト」おすすめ記事
ヨーグルトダイエットは通常の食事が昼しかない
■「ダイエット」おすすめ記事
筋トレダイエットに効くちょいアレンジスクワット
ダイエットには体幹より太もものほうが重要だった
下腹に効く!ダイエット効果の高いウォーキング
下腹部ダイエットになる「点字ブロック」歩き
縄跳びダイエットには食欲を抑制する効果がある
クーガーダンスでお腹と二の腕を同時に鍛える
ワインオープナーダイエットで痩せる理由とは?
オチョダイエット5分でウエスト5センチ減!!