ジョギングだけのダイエットが必ず失敗する理由

ダイエットのために効果的な運動と聞かれると、多くの人がジョギングと答えるでしょう。酸素を取り入れて行う有酸素運動であるジョギングは、長きにわたりダイエットに最適な運動として信奉されてきました。しかし、ジョギングだけのダイエットは必ず失敗する理由があります。

ジョギングを続ければダイエット効果

たしかに、運動中に脂肪を燃やす運動はジョギングなどの有酸素運動だけです。筋トレのような無酸素運動には、脂肪を燃焼する効果はありません。無酸素運動のエネルギー源が糖質なのに対して、有酸素運動では運動中のエネルギー源として脂肪が使われます。

その意味では、ダイエットのためにはジョギングが最適という発想は、あながち間違っているとは言い切れないでしょう。しかし、ジョギングさえすればどっさり脂肪が減って、どんどんやせていくと考えるのは大きな誤解です。

たとえば1時間ジョギングをすると、消費するエネルギーは300～400kcal。燃える脂肪は20g程度です。それでも毎日続ければ、1年後には約7kgの脂肪が減ることになります。毎日ジョギングを続けられるならそれなりのダイエット効果は期待できるでしょう。

しかし、あくまでこれは毎日続けられたらの話。忙しい現代人にとって、毎日のジョギングを習慣のように続けることはかなりのハードルです。これが、ジョギングだけのダイエットが必ず失敗する理由になります。

体脂肪を燃やす運動は有酸素運動だけというのは動かしがたい事実。ジョギングを継続すれば体についた脂肪はそれなりに落ちます。しかし、ジョギングを成功させるためには、コツコツと積み上げていくしかありません。当然、ジョギングをやらなかった日はダイエット効果はゼロです。

その意味で、ダイエットにもっとも効果的な運動は筋トレ。ある程度、筋肉量を増やしてそれを維持できれば、日常的な消費カロリーが底上げされます。そうなると筋トレしない日もダイエット効果が継続するのです。

投稿者：deepmuscle

最終更新日：2015/10/14