サウナダイエットで減るのは脂肪ではなく水分
サウナダイエットを信じている人はすぐに考え方を改めましょう。サウナ後や運動後に体重が1kgも減っているとしたら、それは単に水分が減っただけ。1時間のウォーキングで燃焼する脂肪はわずか22gです。いかに脂肪を減らすのが難しいかわかるはず。むしろ体重1kg減は脱水の危険信号です。
サウナダイエットは水分が減るだけ
運動のときに注意しなければならないのが水分補給。発汗以外にも目に見えない水分の放出があるため、運動前・運動中・運動後に十分な水分補給が必要になります。
実際、1回運動しただけですぐに脂肪が1kgも減ることありません。体重が減っていたとしたら、それは単に水分が減っただけ。脱水症状の危険信号ですから、痩せたと喜ぶのは大いなる勘違いです。
サウナダイエットもまったく同じ。サウナで体重が落ちたとしても、それは単に水分が減っただけです。肝心の脂肪はほとんど変化ありません。脳梗塞にもなりかねないので、サウナダイエットは百害あって一理なしです。
サウナダイエットで脂肪は減らない
それでは、運動の効果としての体重の減少はいつから始まるのでしょう? 脂肪自体は運動した瞬間に使われた分だけ減ります。脂肪をエネルギーとして消費することで運動するのですから当然です。
ただし、1gの脂肪を燃やすと9kcalのエネルギーが発生します。人間が1時間歩いて消費するカロリーは200kcalです。すなわち、1時間のウォーキングで減少する脂肪は「200÷9」で22gほど。体重計に現れない程度なのです。
このように、脂肪を減らすことは簡単ではありません。サウナに入るだけで脂肪を減らすことがいかに難しいかわかるでしょう。サウナダイエットで減るのは脂肪ではなく、ただの水分。まったくダイエットにはつながりません。
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