低炭水化物ダイエットで落ちる体重はほぼ水分
低炭水化物ダイエットで痩せたときに体内でもっとも減るのは脂肪ではなく水分です。体重が落ちたからといって素直に喜べません。しかも、低炭水化物ダイエットはすなわち、高脂肪で高タンパク質な食事ということ。じつは低炭水化物ダイエットは死亡リスクが上昇するのです。
低炭水化物ダイエットで隠れ肥満
炭水化物を抜くと劇的に体重が落ちるのは、筋肉のグリコーゲンが分解されて水が体から出て行くからです。逆に、低炭水化物ダイエット中に糖質を摂ると、その4倍量の水分と結合。ご飯を食べると太る…という経験になるわけです。
低炭水化物ダイエットで2kgや3kg痩せたといっても、落ちている体重のほとんどは水分。いわば水の泡ダイエットといってもよいかもしれません。
それでも低炭水化物ダイエットを続けると、筋肉がやせ細っていきます。それでも脂肪の量は変わらないため、相対的には増えてしまう状態。これが隠れ肥満といわれる状態です。
低炭水化物ダイエットの死亡リスク
実際に、炭水化物たっぷりの食事と炭水化物をほとんど取らない食事を20年間続けると、どのような差が生まれるかを調べた実験があります。死亡リスクを比較すると、高炭水化物を食べ続けた人と比べて低炭水化物の人は、男性で1.5倍、女性で1.35倍も高かったのです。
高炭水化物の食事というのは、結果的に脂肪やタンパク質の摂取量が減るということ。いわば低脂肪で低タンパク質な食事といえます。一方で、低炭水化物ダイエットの食事はその逆。すなわち高脂肪で高タンパク質な食事です。
高脂肪で高タンパク質の食事を続けると、隠れ肥満になったりがんになったりする確率が上がってしまいます。これが低炭水化物ダイエットの死亡リスクが上昇した理由です。
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