貧血の症状を放っておくと物忘れになる可能性
貧血の症状というとクラクラっとくるだけのもの。これがだんだん進行してくると、とんでもない症状が出てくることがあるのです。貧血の症状悪化によっては「手足にカビが生える」といって、爪などに水虫がでることもあります。さらに貧血の症状を放っておくと物忘れになる可能性もあるのです。
貧血の症状を放っておくと物忘れ
貧血の症状悪化によっておこることとしては「足がムズムズする」ことで、夜も眠れないという人もいます。また「異食症」で氷やチョーク、土などを食べる症状が出る場合もあるのです。
そんな貧血の症状を放っておくと怖いのが、物忘れになる可能性があること。貧血の症状を起こすのは鉄不足です。じつは鉄は、体中に酸素を運ぶという重要な役割を果たしています。
食べ物から摂取した鉄は血液中で酸素と結びついて、全身の細胞やありとあらゆる臓器に酸素を供給しているのです。ここで鉄が不足して酸素供給が滞れば、それだけで疲れやすくなります。これも典型的な貧血の症状の1つです。
貧血の症状と診断されずに鉄不足
そして、鉄が不足して脳に十分な酸素が運ばれなければ、脳は酸欠状態になってしまいます。こうして貧血の症状を放っておくと、物忘れがおきてしまうことがあるのです。しかも、健康診断で貧血の症状と診断を受けなくても、鉄不足になることもあります。
ここでポイントとなるのがフェリチン。フェリチンはいわば鉄の貯蔵庫です。食べ物で摂取した鉄はまず血液に入り込んでヘモグロビンが合成されます。そして、それがいっぱいになると、肝臓にあるフェリチンに鉄は貯蔵されるのです。
通常の健康診断で調べるのはべモグロビンの鉄。フェリチンの鉄は調べません。このため、フェリチンが極端に足りなくなった状態は通常の健康診断では見つかりません。このためフェリチン不足は「隠れ貧血」と呼ばれわけです。
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