腹式呼吸効果で免疫力・代謝・血流がアップする
呼吸というのは、私たち生き物にとってはとても大切なもの。酸素がないと絶対に生きていけないからです。皮膚の若返りや免疫力のアップ、脳の思考や認知に関しても、すべては体に酸素が入ってこなければ始まりません。だからこそ、呼吸を整えることは非常に大切。それには腹式呼吸が効果的です。
腹式呼吸の効果は大きく3つある
腹式呼吸で手に入れることができる具体的な効果は大きく3つあります。まず1つめは、免疫力がアップして病気になりにくくなります。そして、2つめは代謝がアップして痩せやすい体になること。3つめは血流がアップして冷えや肩こりが改善することです。
なぜこのようなメリットがあるかというと、私たちの体をコントロールしているのは自律神経。自律神経とは、全身のさまざまな機能を自動的に調節してくれる神経のことです。それだけに自律神経は自分の意志では動かすことができません。
ただし、1つだけ自律神経をコントロールする方法があります。それが呼吸なのです。口でハァハァと息をすると、心拍数は上がって喉はカラカラ、目は血走って手足は冷たくなります。
腹式呼吸効果のポイントは横隔膜
逆に、鼻と口でゆっくり大きく呼吸すると、気持ちはリラックスして手足はポカポカ、喉も潤って心拍数もゆっくりなるでしょう。このように、呼吸は私たちの自律神経をコントロールできるのです。
そんな自律神経のコントロールに効果的なのが腹式呼吸というわけ。腹式呼吸は息を吸うときにお腹をふくらませて、息を吐くときにお腹をへこます呼吸法。腹式呼吸効果のポイントは横隔膜を上下させることです。
お腹をふくらませると腹腔内の圧力が下がって、そのぶん横隔膜が下がります。すると、胸郭の圧力も下がってそれだけ肺が広がるのです。お腹をへこませれば腹腔内の圧力が高まって横隔膜が上がります。すると胸郭の圧力が上がって、それだけ肺が縮むというわけ。こうして腹式呼吸で深い呼吸が行われるのです。
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