シックスパックにはインナーマッスル強化が一番
シックスパックを目指して腹筋運動を始めたものの、なかなか腹筋が割れない…という人は多いのでは? じつは、シックスパックにはインナーマッスル強化を忘れてはいけません。お腹の内側の筋肉を鍛えることがシックスパックの第一歩だったのです。
シックスパックにインナーマッスル
いわゆる筋トレは、まず脂肪が落ちてから筋肉が付く…というのが常識。その考え方から行けば、腹筋運動をすればお腹周りの脂肪が燃焼していずれシックスパックになると考えてしまうのは無理もありません。
しかし、腹筋運動だけでシックスパックは手に入らないのです。ウエストがゆるんでくる最大の理由は内臓脂肪と内臓下垂にあります。腹筋がなかなか割れないのは、表面的な脂肪が原因ではありません。元凶はお腹の内側にある内臓の状態にあったのです。
具体的にいえば、インナーマッスルの内側の壁に付いている脂肪である内臓脂肪と、内臓を正しい位置に保持しているインナーマッスルの筋力低下による内臓下垂がその理由。だからこそ、シックスパックにはインナーマッスル強化を忘れてはいけないのです。
シックスパックを手に入れる第一歩
内臓脂肪は、いわゆる体脂肪の一種。体脂肪には、皮膚の下にある皮下脂肪と、インナーマッスルの内側の壁の腹腔内についている内臓脂肪の2種類があります。まずは内臓脂肪を落とさなければシックスパックにはなりません。
一方の内臓下垂は、内臓を正しい位置に保持しているインナーマッスルが加齢で弱っておこる現象。お腹の中心に収まるべき胃や腸が、骨盤のところまで落ちてしまっています。内臓脂肪に加えて内臓下垂を修正しない限り、シックスパックは手に入りません。
インナーマッスル強化は大きく深呼吸を何回か繰り返したのち、息を吐きながらお腹を思い切りへこませます。そして、お腹をへこませた状態を息は止めずに30秒間キープ。これをふだんの生活のすきま時間に行います。これがシックスパックを手に入れる第一歩なのです。
シックスパックには体脂肪率が重要
シックスパックを手に入れるためには、内臓下垂と内臓脂肪を解消したら、今度は皮下脂肪を落とさなければなりません。もともと腹筋は6つに割れているため、お腹の皮下脂肪を落とせばシックスパックは自然と現れるのです。
ただし、加齢とともにいつの間にか増えてしまっているのが皮下脂肪。10代のアイドルの腹筋がシックスパックになっているのは、けっしてハードなトレーニングの成果というわけではありません。まだ若くて皮下脂肪が少ないため、シックスパックが表面化しているのです。
皮下脂肪を落とすときのバロメータとなるのは体脂肪率。その意味で、シックスパックの最終段階はハードなトーレニングより、食事コントロールのほうが重要になります。体脂肪率が10%以下になれば、シックスパックが姿を現すのです。
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