シックスパックで大切なのは腹筋より体脂肪率
シックスパックは男性の憧れですが、じつは腹筋はもともと6つに割れているのをご存知ですか? もともと腹筋はシックスパックになっていて、その上の脂肪で邪魔されて見えていないだけなのです。つまりシックスパックを手に入れる方法は筋トレではなく体脂肪率なのでした。
自然とシックスパックが現れる
お腹痩せに腹筋運動は効果がありますですが、それだけではシックスパックは手に入りません。腹筋が6つに割れて見えるようになるシックスパックには、体脂肪率を10%以下にすることが必須条件です。
腹筋は正確にいうと、腹直筋という肋骨と恥骨を結ぶ縦に長い2つの筋肉からできています。2つの筋肉はタテに伸びる白線でくっ付いていて、それぞれが腱画と呼ばれる腱で3~4つに区切られている構造です。
つまり、腹筋はもともとはシックスパックの状態。それが、その上にある脂肪で邪魔されて見えないだけなのです。体脂肪率を下げて脂肪を減らせば、自然とシックスパックが現れます。
シックスパックに必要な体脂肪率
それでは、シックスパックに必要な体脂肪率はどれくらいなのでしょう? 体脂肪率が15~20%なら、うっすらとタテに線が見えてきます。しかし、横には割れては見えません。体脂肪率が10~15%になれば、シックスパック上部の4つを確認できるでしょう。
シックスパックのために体脂肪を落とす有効な方法は、食事制限もしくは全身運動です。いずれかの方法で、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを多くしなければなりません。
とはいえ単純に食事制限をすると、エネルギーを大量消費する筋肉量が減って、基礎代謝量が低下。かえって体脂肪が減りにくくなります。並行して、最低限の筋トレを行って筋肉量をキープすることが大切です。
シックスパックを目立たせる筋トレ
シックスパックを手に入れるためには体脂肪率が重要になるため、ダイエットすることは必須条件といえるでしょう。しかし、ダイエットだけでシックスパックが表面化するには長い時間がかかるのも事実です。
いわばダイエットは、腹直筋を表面化させるために外側を削っていくアプローチ。もっと早くシックスパックを表面化させたいなら、筋トレするしかありません。腹筋を鍛えて皮膚に近づけるという内側からのアプローチです。
筋トレをすると腹直筋が発達して凹凸が大きくなります。凹凸が大きくなれば、そのぶんシックスパックが目立つようになるわけです。とはいえ比重はダイエット。ダイエットできない限り、シックスパックは絶対に表面化しません。
シックスパックは8つに割れている
なお、シックスパックと呼ばれていますが、腹筋は6つに割れるとは限りません。腹直筋のヨコの線を作っているのは腱画の数や位置は人それぞれ。腱画の数は「3」がもっとも多くて60%ほどです。じつは腹筋は8つに割れています。
一般的には、腱画のうち2つはへそより上、1つはへその高さです。このため、へそより上の腹筋が6つに割れて見えるため、シックスパックと呼ばれるようになったのでしょう。
ちなみに、腱画の数は「4」という人が30%、「2」しかない人も10%弱も存在します。実際、ボディビルダーの割れた腹筋を見てみると、シックスパックの形状はいろいろ。位置や間隔、本数などに違いがあることがわかります。
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