1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる
お腹をへこませたい…といえば腹筋運動ですが、一般に行われている方法では痩せることは不可能。脂肪の燃焼効率を下げている身体のゆがみを正すインナーマッスル「腹斜筋」が鍛えられないことがその理由です。そこで、お腹をへこませる腹斜筋の筋トレ方法を紹介しましょう。
身体のゆがみが太る原因
ダイエットしてもなかなかへこまないお腹まわり。じつはお腹まわりが太る根本原因は身体のゆがみにあります。身体のゆがみが脂肪の燃焼効率を下げいるため、あらゆるダイエットの効果が現れないのです。
体の中心には骨盤という四角いボックスがあります。その上にあばら骨でできたもう1つのボックスが存在。肩甲骨などとともに上半身を構成しています。
この2つのボックスが同じ方向に向いているのが、身体にゆがみがない状態。そして、同じ方向に向くように働いているのが、2つのボックスをつないでいる腹筋なのです。
腹斜筋の筋トレがゆがみを正す
腹筋はおおまかにいうと、中央にある腹直筋と左右の腹斜筋で構成されています。よく腹筋が割れているというのは腹直筋のこと。そして腹筋運動は、この腹直筋を鍛える筋トレです。
ところが、身体のゆがみがない状態を保つための主力は腹斜筋。ゆがみのない身体は、腹斜筋が左右対称に働いています。このため、身体のゆがみを正すためには左右の腹斜筋を同じように使う筋トレが必要です。
そして、身体のゆがみを正さない限り、脂肪の燃焼効率は高まりません。だからこそ、一般の腹筋運動では痩せることができないのです。
腹斜筋を鍛える筋トレは1日5回
さっそく左右の腹斜筋を鍛える筋トレを紹介しましょう。まず足を肩幅に開いて、ひざは軽く曲げて立ちます。手は腰に置いて、目線はまっすぐ前に向けてください。
この状態から大きく息を吸いながら、背中を反らせるのです。ひじを後ろに引きながら、お尻を突き出すようにします。
そして、今度は息を大きく吐きながら、お尻を締めて骨盤を前に突き出すのです。お腹は思い切り引っ込めて、背中を丸めます。頭と胸の位置を変えないように意識してください。これを1日5回行いましょう。
腹斜筋の筋トレで運動能力が向上
なお腹斜筋は、外腹斜筋と内腹斜筋の2種類から構成されています。外腹斜筋は、肋骨の外側から斜めに下に向かって付いている筋肉。内腹斜筋は、外腹斜筋の内側にあって骨盤から肋骨に向かって付いている筋肉です。
この腹斜筋は腹直筋の動きを助けるとともに、内臓を正しい位置にセットするコルセットの役目もあります。このため、腹筋の筋トレは腹直筋だけではなく、腹斜筋もバランスよく鍛えることが大切です。
また、腹斜筋は胴体を回転させるときに力を発揮する筋肉。パワーを生み出す体幹の筋肉としては重要な役割を果たしています。運動能力の向上にも大切な筋肉といえるでしょう。
イスに座って腹斜筋を鍛える方法
イスに座った状態で腹斜筋を鍛える方法もあります。これはアイソメトリックと呼ばれる、静的筋トレを応用したもの。両手を押し合うなど、自分の力を利用した筋トレです。
イスに浅めに座って、背筋を伸ばしたら準備完了です。右手を左膝の上に置いて負荷をかけながら、左足をゆっくり上げてください。5秒かけてゆっくり上げたら、今度は5秒かけてゆっくり戻します。
肩のラインを水平に保つようにして、上体が傾かないようにしましょう。左足を5回やったら、続けて右足を5回やって1セットです。これを1日3セットを行えば、腹斜筋の引き締め効果が期待できます。
床に横になって腹斜筋を筋トレ
床に横になって腹斜筋を鍛える筋トレもあります。床に大の字になった姿勢から、左足のももと右のひじをくっ付けるように持ち上げる…というものです。
左手は床についたままでOK。ひじと足が付いたらそのまま5秒、停止します。これを左右交互に5回ずつ行うようにしましょう。
負荷を強くするなら、床についている手を頭の後ろに持ってきます。これで外腹斜筋と内腹斜筋の両方が筋トレできるのです。
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