仙腸関節のストレッチで腰痛を治すAKA-博田法
腰痛をこれまでにない画期的な方法で治療するのが「AKA-博田法」です。仙腸関節を正常な動きに戻すことで、多くの腰痛が治しています。仙腸関節は上半身と下半身をつなぐ重要なポイントです。AKA-博田法の仙腸関節ストレッチで30年来の腰痛が、劇的に改善した実例を見てみましょう。
仙腸関節の機能障害が腰痛の原因
30年以上、腰痛に悩まされている54歳の女性。じつはバレエ教室の先生をしていて、腰痛が仕事にも支障をきたしているといいます。立っているだけで痛いという体では、もはやジャンプもできないそうです。腰の痛みによって、ほとんど反り返ることができません。
整形外科にも通っていて、すでに「第4腰椎すべり症」と診断されています。実際にレントゲン写真を見ると、腰椎の一部が不自然に飛び出している状態。これが腰痛の原因として、主治医からは手術を勧められているのです。
AKA-博田法はまず、仙腸関節の検査を行います。仰向けに寝た女性の足を片足ずつ上に上げて、仙腸関節の動きをチェックするのです。だいたい50度くらいしか足が上がりません。仙腸関節の機能障害である可能性が高いようです。
仙腸関節のストレッチで腰痛が治った
そして、AKA-博田法の治療開始です。仙腸関節のストレッチで動きをよくしていきます。横向きに寝かせた女性の腰に手を当てて、仙骨と腸骨を指先で探りながら、ソフトタッチで関節をゆるめていくのです。
治療開始から10分。女性を仰向けに寝かせて、再び足を持ち上げます。すると、足は90度以上も上がったのです。治療を受けた女性も「スゴい」と驚き…います。仙腸関節が正常な動きを取り戻したことで、足の可動域が大幅に広がったのです。
立ち上がった女性は、腰の痛みが全然ラクになったと喜んでいます。後ろに反ってみることもできました。うれしくて、できなかったバレエのジャンプをその場で始めるほどです。仙腸関節のストレッチで30年来の腰痛があっという間に治ってしまいました。
ストレッチする仙腸関節の位置を把握
そもそも仙腸関節とは骨盤にある関節です。腰を支える腸骨と、背骨につながる仙骨をつないでいます。仙腸関節はいわば上半身と下半身をつなぐ重要なポイントなのです。
仙腸関節をストレッチするなら、仙腸関節の位置の把握しておくべきでしょう。立った状態でお尻の上部を触ると、骨盤にポコッと骨が隆起した部分があります。これは上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく)という腸骨の一部です。
この上後腸骨棘に親指の腹を置くようにして、両手を腰に当ててください。そして、このときに親指の先端に触れているのが仙骨になります。そして、上後腸骨棘の下の奥で、仙骨を挟んでいるのが仙腸関節なのです。
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