かかとのガザガザはクリームの塗り方で激変する
ドクターシーラボのアンケートによると、かかとのガサガサ対策でもっとも多いのがクリームなどによる保湿で60.3%です。続いて、軽石やヤスリが29.3%、ソックスを履くが28.4%と続いていました。しかし、半数以上が行っているというクリームによるかかとのガサガサ対策は間違っているのです。
かかとがガサガサになる理由
かかとがガサガサになってしまう理由はなぜなのでしょう? 私たちの体の大部分は汗と皮脂が混ざってできた皮脂膜で覆われています。その皮脂膜は皮膚を乾燥から守ってくれることから天然の保湿クリームと呼ばれているのです。
しかし、かかとの皮膚には皮脂腺がほどんどありません。このため皮脂膜ができにくく、かさついてしまうのです。このため、多くの人がかかとのガサガサ対策に頭を悩ましています。
そして、半数以上が行っているかかとのガサガサ対策が保湿クリーム。実際、街頭でかかとにどのように保湿クリームを塗っているか聞いてみると、熱で浸透させる温め塗りやすり込み塗りなど。しかし、これらはすべて間違いです。
かかとのガサガサには溝塗り
手のひらを使ってかかとをぐるぐる塗る方法はガサガサ対策にはあまり効果がありません。必要なのは、皮膚の角質の奥までしみ込ませられるかということ。そのために有効なのが、保湿クリームの「溝塗り」です。
溝塗りとは、かかとのひび割れた溝や乾燥したしわに沿って、保湿クリームを塗ることを指します。具体的には、まず保湿クリームを人差し指の第一関節ですくってください。これが片足分のクリームの量の目安です。
これをかかとにまんべんなく置きます。あとはしわに沿って、溝を埋めるように人差し指で塗っていくのです。溝に沿ってクリームを塗ることで、角質の奥の皮膚に浸透しやすくなります。最後にクリームのベールを作るように、手のひらを使ってかかと全体になじませたらOKです。
■「かかとのガサガサ」おすすめ記事
かかとのガサガサを削るときには方向に注意する
■「かかと」おすすめ記事
ふくらはぎの張りが原因でかかとにトゲができる
かかとの痛みは足の指の力が弱いことが原因かも