末端冷え性がおこるメカニズムとその改善策とは
末端冷え性がツラいのは冬だけではありません。夏もエアコンやフローリングなどで手足の先が冷え冷えの状態。そんな末端冷え性で悩んでいる人が増えています。そこで、末端冷え性が起こるメカニズムとその改善策を見ていきましょう。末端冷え性のおもな原因は自律神経の働きの低下にあります。
末端冷え性は自律神経の不調が原因
冷え性と一口にいっても、大きく3つのタイプがあります。手足の先が冷える「四肢末端型」、お腹を中心にして体の内部が冷える「内臓型」、下半身が冷える「下半身型」です。
末端冷え性と呼ばれるのは、このうち四肢末端型にあたります。四肢端末型の冷え性は、自律神経の不調が原因です。私たちの体温調節をしているのは自律神経。気温が下がると、熱を逃がさないように血管の収縮を指示します。
こうして血流が減少して、末端の温度を下げているのが通常です。逆に気温が上がると、体内に熱がこもらないように血管の拡張を指示。末端の温度を上げて熱を逃がすようにしているのです。
末端冷え性の改善に自律神経に負荷
ここで、自律神経の働きが低下すると、ちょっとした気温の変化で血管が収縮。血行が悪くなって、結果的に手足などの末端が冷えてしまいます。それが原因で、末端冷え性で手足が冷えてしまうのです。
末端冷え性を改善するには、低下した自律神経の働きを改善しなければなりません。そのためには、温冷浴が効果的。冷水と温水で自律神経に負荷をかけることで本来の働きが復活。末端冷え性の改善につながります。
温冷浴は、冷たい水と熱いお湯を交互に浴びる入浴法。水・お湯・水・お湯・水・お湯・水…と7回繰り返し。水で始まって水で終わります。水といっても、凍えるような冷水を浴びる必要はなし。お湯もシャワーで代用可能です。あくまで、自律神経に負荷をかける温度差があることがポイントになります。
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