ニキビが治らないのは扁平疣贅というイボだから
もしかしたらニキビが治らないのは、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)というイボだからかもしれません。治らないニキビは治療法を間違えると大増殖してしまいます。治らないニキビと扁平疣贅の見分け方はその形。ニキビは丸いですが、扁平疣贅は楕円だったり線状だったりします。
ニキビが治らないときに間違った治療
ニキビが治らないときは扁平疣贅を疑ったほうがよいかもしれません。治らないニキビに間違った治療をして、扁平疣贅を大増殖させた症例を具体的に見ていきましょう。
東京都に住む主婦はある日、いつもと違ったニキビは発見しました。さっそく保湿クリームを塗ってお肌の乾燥を防止。しかし、翌日にはニキビが増えてい、ます。アロエの果肉がよいと聞いて試してみると、今度は頬全体にニキビが広がってしまいました。
結局、この主婦はニキビが治らない状態が4年間も継続。この治らないニキビの正体が扁平疣贅でした。横に広がっていく傾向から扁平、疣贅はイボという意味。にきびが治らないと思っていたらイボだったというわけです。
ニキビが治らないのかを見分ける方法
ニキビが治らないのか扁平疣贅なのかは、形で見分けられます。ニキビは毛穴が詰まって炎症をおこすので丸いのが特徴。しかし、扁平疣贅は感染して広がるので、だ円だったり線状だったりといろいろな形をとるのです。
ニキビが治らないのか扁平疣贅なのかは、症状でも見分けられます。ニキビは毛穴が詰まっておこるため、最初は白い色でそのあとに赤くなります。一方の扁平疣贅は、傷からウイルスが感染しておこるもの。患部は肌に近い色になります。
扁平疣贅の予防は、しっかり手を洗うことが基本。家族のニキビが治らないなら、肌を触れ合ったりタオルを共有したりするのを避けましょう。電車のつり革を触っても扁平疣贅は感染することがあります。治らないニキビの予防には、外出したら手をきれいに洗うことを心がけることが大切です。
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