ブラジル体操で筋力と柔軟性がアップする理由
運動前に当たり前のようにやっているのが静的ストレッチには、ケガの予防効果はありません。そして近年、注目されているが動的ストレッチ。サッカー選手のウォーミングアップで見かけるブラジル体操です。ブラジル体操で筋力と柔軟性がアップする理由を見ていきます。
ブラジル体操で筋力アップする理由
広島東洋カープのエース・前田健一投手が試合前に行う「マエケン・ダンス」。じつはこれも動的ストレッチになります。このストレッチのおかげで、体全体を使ったしなやかなピッチングフォームが生まれるのです。
それでは、なぜブラジル体操で筋力と柔軟性がアップするのでしょう? 筋肉は筋繊維が集まってできています。それぞれに筋繊維を動かすための信号を出す神経が存在。いわばエンジンの点火プラグのようなものです。
私たちの体は安静時、この点火のタイミングがぱらぱらになるようになっています。急に力を入れると筋肉が損傷する可能性があるため。急に力が入らないように、信号のタイミングがバラバラにしているのです。
ブラジル体操で筋繊維の収縮が揃う
ここでブラジル体操は、この点火タイミングを合わせる行為。筋繊維の収縮のタイミングが揃って、筋力や瞬発力がアップするのです。
また、ブラジル体操で徐々に動かすことで筋肉は温まってきます。筋肉はお餅のような性質を持っていて、温まると軟らかく柔軟になるのです。
これがブラジル体操によって柔軟性がアップする理由。この柔軟性がアップしたことにより、筋繊維が同時に収縮しても損傷しないようになります。このようにブラジル体操は、ケガの防止にも効果を発揮するのです。
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