梨状筋をほぐすならタオルの結び目で圧迫する
梨状筋はお尻の深層にあるインナーマッスルです。お尻の筋肉の中では小さくて筋力も弱いため、強い力が加わると損傷して筋硬化しやすい筋肉。坐骨神経痛の原因になります。そんな梨状筋をほぐすならタオルの結び目を使って圧迫するのが効果的。梨状筋をほぐす方法を解説します。
梨状筋の筋硬化で坐骨神経痛
梨状筋は大殿筋の深層に位置するインナーマッスル。骨盤の仙骨と大腿骨をつないでいます。その働きは、おもに股関節の外旋。動作的には、あぐらをかく動作で使われる筋肉です。
梨状筋は立っているときや歩いているときに、骨盤の安定を保つために絶えず働いています。大殿筋などのほかのお尻の筋肉と比べて小さな筋肉で。筋力も弱いため、強い力が加わると損傷しやすいのが特徴。とくにスポーツなどで損傷しやすいインナーマッスルです。
梨状筋が損傷して筋硬化がおこると、その影響は股関節の内外旋での痛みだけでなく、お尻の深層から足にかけて痛みを伴います。とくに足の背面に痛みやしびれが出るもの。いわゆる坐骨神経痛の症状です。
梨状筋をほぐすタオル圧迫
梨状筋に筋硬化をほぐすには、タオルによる圧迫が効果的。バスタオルをタテに2つ折りして中央に結び目を作ります。そしてもう1回、結び目を大きくするためにもう1回、固く結ぶのです。
圧迫するときは、両ひざを曲げてお尻がタオルにのるように座って後ろに体重をかけます。より強く圧迫するときは、圧迫していない側の足を腕に組んで体重をかけるのです。
梨状筋をほぐすには、5秒圧迫したら5秒休憩…を30秒ほど繰り返します。最後に圧迫しながらお尻をゆすったら終了です。大殿筋をゆるめないと利状筋に届かないので、股関節全体を緩めるイメージで行うとよいでしょう。
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