子どもは鼻づまりで成績低下リスクが2倍になる
子どもは鼻づまりで成績低下リスクが2倍になります。なかでも注意しなければならないのが子どもの「隠れ鼻づまり」。日中はなんともないのに、睡眠中にだけ鼻づまりをおこしてしまいます。子どもは鼻づまりで睡眠を妨げられると、脳の疲れがとれずに発育が遅れてしまうのです。
子どもは鼻づまりで成績が低下する
慢性鼻炎の特徴は、鼻の粘膜の腫れが一番少ないのが日中であるということ。そして、夜になると腫れがひどくなるのです。これを耳鼻科の医師は「隠れ鼻づまり」と呼んでいます。
隠れ鼻づまりとは、睡眠中にだけ鼻づまりをおこす症状のこと。体が休んでいる睡眠中は当然、鼻も休んでいます。通気性が低下して鼻が詰まりやすい状態です。寝ているので当然、自分では気づきません。
とくに怖いのが子どもの鼻づまりです。小児の場合、睡眠によって脳が発育しています。睡眠が十分に取れないと、知能が低下したり成績が悪くなったりします。いびきを抱えている小児を調べると、成績が低下リスクが2倍でした。
子どもは鼻づまりで脳の発育が遅れる
子どもが鼻づまりで睡眠を妨げられると、脳の疲れが取れずに発育が遅れます。さらに集中力も体力も低下。キレやすいなどさまざまな弊害が指摘されているのです。
実際、子どもの隠れ鼻づまりの映像を見てみると、毎晩眠りにつくころになると寝つけずに泣き叫んでいました。鼻づまりが原因だと診断されました。鼻の通りをよくする手術を行った結果、子どもはぐっすり眠れるようになったのです。
子どもの隠れ鼻づまりは親の発見が第一。しっかりチェックすることが大切です。見分け方としては、口もいつも開けていたり、風邪をひきやすかったりすると要注意。中耳炎を繰り返すこともあります。
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