レッグカールはうつ伏せか座るかで効果が違う
レッグカールはハムストリングスだけを集中的に鍛えられる筋トレメニュー。スクワットやデッドリフトは、ハムストリングスと同時に大殿筋も鍛える形です。そして、レッグカールのマシンには、うつ伏せに寝て行うタイプと椅子に座って行うタイプがあります。違いはあるのでしょうか?
2つのレッグカールのおもな違い
うつ伏せになって行うのはライイング・レッグカールと呼ばれます。一方、すあって行うのはシーテッド・レッグカールです。レッグカールといえば、ライイング・レッグカールを思い浮かべる人が多いでしょう。
ライイング・レッグカールとシーテッド・レッグカールの2つのおもな違いは、運動するときの筋肉の長さの違いになります。ライイング・レッグカールは股関節が伸展した姿勢で行うため、ハムストリングスは短縮した状態です。
対してシーテッド・レッグカールは股関節を屈曲させた体勢がスタートポジション。股関節が屈曲しえいるぶんだけ、ハムストリングスが長く伸びた状態での運動となります。
シーテッド・レッグカールが効く
すなわち、ライイング・レッグカールはハムストリングスが短く短縮した状態での筋トレ、シーテッド・レッグカールはハムストリングスが長く伸びた状態でのトレーニングになるということです。
ここでハムストリングスは、短く短縮した状態ではあまり大きな力を発揮できません。したがって、シーテッド・レッグカールのほうがより高い負荷をかけられるため、強度の高いトレーニングが可能になります。
なお、筋肉が強い力を発揮できる長さは筋肉によって異なるもの。ハムストリングスが筋肉が長く伸びた状態で力が強くなるのは、実動作でも長く伸ばされた状態で力を発揮することが多いからです。
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