腸腰筋ストレッチが便秘解消に効果がある理由
腸腰筋は腸骨筋と大腰筋、小腰筋を合わせたインナーマッスルです。下腹部の深層を通っているため、腸腰筋が筋硬化をおこすと下腹部の血流が滞留。便秘の原因になるのです。このため、筋硬化をほぐす腸腰筋ストレッチが便秘解消に効果があるのです。
腸腰筋の筋硬化が下腹部の血流を阻害
腸腰筋の機能は、股関節の屈曲と外旋、腰椎の前後左右への運動に関わるもの。おもに骨盤と大腿骨と腰椎という、3つの関節にまたがる安定と保持に働いています。
このため腸腰筋は、歩いているときも座っているときも立っているときも、すべての動作で休むことなく働いているインナーマッスル。日常の動作でも損傷する可能性があります。
腸腰筋が損傷によって筋硬化になると、股関節の付け根や前面に痛みが発生。下腹部の血流を阻害するため、便秘や生理痛などを招くこともあるのです。
腸腰筋ストレッチで筋硬化をほぐす
腸腰筋の筋硬化をほぐすなら、タオルの結び目を使ったストレッチが効果的。タテに2つ折りしたバスタオルを2回結んで、固く結び目を作ります。
その結び目が鼠径部の腸骨の内面にあたるようにして、うつ伏せになってストレッチ。5秒圧迫して5秒休憩を30秒ほど繰り返します。最後にお尻をゆすれば腸腰筋ストレッチは終了です。
ただし、タオルを当てすぎると内臓や腰の神経を圧迫することになるため、あまり内側を圧迫しないように注意してください。腸骨を受け皿のようにするイメージです。
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