筋トレの効果で体が硬くなることはありえない
鋼鉄のような体ともいわれるように、筋トレをするとその効果で体が硬くなると思っている人も多いでしょう。しかし、筋トレで筋肉をつける効果と体が硬くなることに関係はありません。体が硬くなるメカニズムを見ながら、それが筋トレの効果とまったく関係がないことを見ていきます。
筋トレ効果で動きが硬くなると考える
「体が硬い」と一口にいっても、そこには3つの異なる意味があります。「触れた硬さ」と「動きの硬さ」「柔軟性の硬さ」の3つです。
触れた硬さとは、力こぶを作ったときの筋肉が収縮したときの状態。とはいえ、筋肉に力をこめて縮んでいるだけです。どんなに筋肉が太くても力を抜けば柔らかいでしょう。
動きの硬さについては、スポーツ選手の中には筋トレ効果で動きが硬くなると考える人がいるのは事実です。しかし、動きの柔らかさとは「中心から末端」や「下半身→体幹→上半身」といった連携が重要になります。
筋トレ効果より技術練習の不足が原因
すなわち、動きの硬さとは筋肉の連携がとれていないということ。筋トレの効果というより、技術練習の不足や体の使い方の間違いが原因です。筋トレだけでなく正しい技術練習をすれば問題ないでしょう。
柔軟性の硬さについては、たしかに筋トレばかりする人に柔軟性が低い人がいるのは事実。しかし、そんな人は筋トレに時間はかけても、ストレッチに時間を割いてないケースがほとんどです。
この場合は、筋トレの効果で柔軟性が硬くなったのではなく、ストレッチ不足に原因がありますす。筋トレと合わせてストレッチも行えば、柔軟性は向上します。このように、筋トレの効果と体が硬くなることには因果関係はありません。
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