体幹を鍛えるときはスタビリティとモビリティ
体幹という言葉もだいぶ一般的になったこともあり、運動能力を高めたりスタイルを維持したりするために、体幹を鍛えるという人も増えてきました。ただし、体幹を鍛えるときに注意しなければならないのが「スタビリティ=安定性」中心にならないこと。体幹を鍛えるときは「モビリティ=連動性」も大切です。
体幹を鍛えるうえで安定性は重要
体幹を鍛えるトレーニングといえば、うつ伏せでひじと足先で体を支えるフロントブリッジのようなスタビリティを高めるメニューを思い浮かべる人が多いはず。ただし、スタビリティは体幹を鍛えることの一側面でしかありません。
もちろん、スタビリティは体幹を鍛えるという意味では重要な要素。たとえば、手足を動かしたときに、体幹がぶれてしまうなどの安定性がないと、下半身の力を腕に伝えることができないでしょう。
一方、体幹を鍛えることで運動能力がアップするのは、全身の連動性が高まるからです。体幹は下半身と腕をつないでいる部位。安定性があることも重要ですが、連動性であるモビリティも高める必要があります。
体幹を鍛えるのは連動性のため
そこで、連動性を高めるための体幹を鍛えるメニューを紹介しましょう。まず床に四つん這いになります。手は肩幅、ひざも同じくらいの幅にして、背中をやや丸めたら準備完了。ひざは直角です。
この体勢から息を吐きながら、右手を左足を3秒かけてゆっくり水平まで上げて、それに伴って背中を反らせます。そして、今度は3秒かけて背中を丸めながら、お腹の前で右ひじと左ひざをくっ付けるのです。
これを10回続けたら、反対の手と足で10回行います。背筋と腹筋という体幹の筋肉を鍛えるとともに、手足の連動性も高めることができるメニューです。もし負荷を上げるなら、ペットボトルなどを持って行うとよいでしょう。
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