敏捷性を格段に上げるインナーマッスル腹筋
ウエスト周りをダイエットにはインナーマッスル腹筋が必要不可欠。しかし、その効果はお腹周りのたるみを除去するだけではありません。インナーマッスル腹筋を鍛えることは、運動における敏捷性を格段に上げるのです。インナーマッスルが敏捷性を上げるメカニズムを見ていきましょう。
トレーニングで敏捷性が上がる
そもそもインナーマッスル腹筋でダイエットできる理由は、内臓下垂の矯正にあります。インナーマッスル腹筋を鍛えると、筋力低下で位置が下がってしまった内臓が正しい場所であるお腹の中心に戻るのです。
そして、インナーマッスル腹筋の効果はウエストを細くすることだけではありません。トレーニングを1か月ほど続けていると、敏捷性が上がることを実感できるのです。
ふだんの動きでいえば、階段を上るときの踏み出しが軽くなります。フットサルやバスケットなどスポーツをしている人であれば、ダッシュの踏み出しや細かいステップが軽くなるのです。なぜ、インナーマッスル腹筋によって敏捷性が上がるのでしょう?
敏捷性をアップするメカニズム
敏捷性が上がった理由は、物理で習った「慣性の法則」を思い浮かべると理解しやすいかもしれません。私たちが歩き出したり、立ち止まったりするとき、内臓が固定されずにブラブラ揺れていることを想像してください。
歩き出しや走り出し、反対に立ち止まったりするとき、このブラブラした内臓が慣性の法則で動きを邪魔するのは容易に想像できます。歩いているだけでも左右に揺れが生じてしまうでしょう。
階段の上り下りなどはさらに体重移動もアップ。内臓の揺れもそれに応じて大きくなるのです。一般的にいう、体が流れる状態となります。これでは敏捷性が失われてしまうでしょう。
ここでインナーマッスル腹筋が内臓を正しい位置でしっかり固定していれば、内臓の揺れがピタリと抑えられるというわけ。これがインナーマッスル腹筋が敏捷性をアップするメカニズムです。
体幹が安定して敏捷性アップ
インナーマッスル腹筋を鍛えると、自然と体幹が鍛えられます。お腹を深部でぐるりと囲んでいる腹横筋、背中で椎骨を結びつける多裂筋、呼吸の要となる横隔膜、内臓を支える骨盤底筋などです。
体幹には、腰や骨盤などを支える大きな筋肉があります。こうした筋肉を正しく動くようにすることで体幹が安定。それを土台とする、手足や頭が自由に動けるようになります。すなわち敏捷性がアップするのです。
つまり、インナーマッスル腹筋を鍛えると体全体のブレがなくなるだけでなく、体幹が安定することによる手足の動きの自由度も向上。二重の意味で敏捷性がアップするのでした。
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