皮下脂肪が多いため女性は糖質制限に失敗しがち
ご飯やパンなどの主食を減らすだけで、あとは何を食べてもOKというのが糖質制限。簡単に始められて確実に痩せられると評判のダイエット法です。じつは糖質制限の成功率は男性より女性のほうが低いというデータがあります。その理由の1つが皮下脂肪。女性は皮下脂肪が多いため糖質制限に失敗しがちなのです。
女性は全身の皮下脂肪が付きやすい
糖質制限によるダイエットの成功率を調査してみたところ、男性の成功率が68%なのに対して、女性は46%だったというデータがあります。男性の7割が成功している一方で、女性は半分以上が失敗しているということです。
なぜ糖質制限の成功率が女性のほうが低いのでしょう? その理由の1つが皮下脂肪です。体脂肪の付き方には男女差があります。肥満体型の男性は内臓脂肪が付きやすく、女性は全身の皮下脂肪が付きやすいのです。
そして、糖質制限で最初に落ちるのは内臓脂肪。男性の肥満は内臓脂肪のほうが多いため、それが減ってきて早く痩せることができます。着実に効果が現れるため、その後も糖質制限を継続。結果的にダイエットに成功します。
皮下脂肪がなかなか落ちずに失敗
しかし、女性の肥満は内臓脂肪より皮下脂肪のほうが多いのが一般的。皮下脂肪はなかなか落ちないために、効果が出るのに時間がかかります。このため、糖質制限を始めても、効果がなかなか現われずに失敗することが多くなるのです。
女性が糖質制限に失敗しがちな理由に「基礎代謝が少ない」こともあります。これは女性が男性に比べると筋肉量が少ないため。摂取エネルギーを制限しても消費エネルギーが少ないため、ダ効果が現われるのに時間がかかるのです。
女性が「糖質好き」なのも糖質制限に失敗しがちな理由。スイーツやパンが好きなのは圧倒的に女性。スイーツ好きな女性は、なかなか甘いものをやめられない一方、スイーツ好きの男性は意外にすんなりやめられる人が多いといいます。
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