腹筋を割る方法!インナーマッスルに秘密アリ!!
年とともにゆるんでいくお腹周りは、男女を問わず悩みの種。しかし、腹筋運動を始めたもののなかなかウエストが締まらない…という経験はありませんか? じつは、腹筋を割るには「インナーマッスル」を鍛えることを忘れてはいけません。お腹の内側の筋肉を鍛えることが腹筋を割る方法の第一歩です。
目次
腹筋を割る方法は内臓に秘密アリ
たしかに筋力トレーニングをすると「まず脂肪が落ちてから筋肉が付く」というのは常識といえます。そこから考えれば、腹筋運動をすればお腹周りの脂肪が燃焼して腹筋が割れる…と考えてしまうのは無理もありません。しかし、腹筋運動だけでそのような都合のよい現象はおきないのです。
ウエストがゆるんでくる最大の理由は「内臓脂肪」と「内臓下垂」です。じつは、ウエスト周りに脂肪が付いてしまっていると思っているのは、表面的な脂肪が原因ではありません。その元凶はお腹の内側にある内臓の状態です。
すなわちウエスト周りを太く見せているのは、お腹に力を入れると固くなる腹筋の外側ではなく、その「内側」にあるということ。具体的にいえば、腹筋の内側の壁に付いている脂肪である「内臓脂肪」と、内臓を正しい位置に保持している筋力の低下による「内臓下垂」がその理由なのです。
腹筋を割る第一歩は内臓下垂の解消
「内臓脂肪」は、いわゆる体脂肪の一種。「皮下脂肪」と対をなすものです。体脂肪には、皮膚の下にある「皮下脂肪」と、腹筋の内側の壁の腹腔内についている「内臓脂肪」の2種類があります。まずはこの「内臓脂肪」を落とさなければウエスト周りは細くはなりませんし、腹筋も割れてくれません。
一方の「内臓下垂」は、内臓を正しい位置に保持している筋肉が年齢とともに弱ってしまうもの。正しくはお腹の中心に収まるべき胃や腸が、骨盤のところまで落ちてしまっている状態のことです。内臓脂肪に加えて、この「内臓下垂」を修正しない限り、腹筋は割れてくれないのです。
つまり、腹筋を割る方法の秘密はインナーマッスルにあります。人間のお腹をアメリカンドックにたとえると、表面的な衣をいくら鍛えたところで、その中にあるソーセージが太いままでは細くなりません。お腹の内側が太いまま筋トレしても、腹筋が割れることはありません。だからこそ、お腹の内側を細くすることが大切なのです。
インナーマッスルを鍛えて腹筋を割る
腹筋を割る方法の第一歩は、内臓下垂の解消にあります。そこで、内臓下垂を解消するのインナーマッスルの鍛え方を紹介しましょう。
まず立った状態で、足を肩幅よりやや広めに開いてひざを軽く曲げてください。骨盤を後ろに寝かすようにするとやりやすいでしょう。お腹をややへこませた状態です。
この状態で大きく深呼吸を何回か繰り返したのち、息を吐きながらお腹を思い切りへこませます。そして、お腹をへこませた状態を30秒キープ。息は止めずに、鼻で小さく呼吸するとよいでしょう。これを日常生活のすきま時間に行うだけです。
腹筋の割れる数や割れ方は人それぞれ
ちなみに、いわゆる腹筋と呼ばれるのは「腹直筋」という筋肉です。「シックスパック」といわれるように6つに割れる腹直筋ですが、じつはタテに2つしかありません。ヨコに割れている部分は「腱画」と呼ばれる腱で押さえつけられているのです。
この腱画はタテに長い腹直筋をヨコに区切ることで、短い範囲で収縮させることを可能にしています。この腱画は、じつは腹直筋の表側にしかありません。筋肉の裏側に回ると、腹直筋の筋繊維は上下にずっと走ったままなのです。
そして、腱画の数や位置というのは人それぞれ。「3」がもっとも多くて60%くらい。「4」ある人が30%、「2」しかない人も10%弱いるといいます。たしかに、割れた腹筋画像などを見てみても、その割れ方は十人十色。位置や間隔、本数などがバラバラなのはそんな理由があったのです。
腹筋を割る方法は体脂肪率を落とす
お腹痩せに腹筋運動は必要ですが、それだけでは腹筋は割れません。腹筋を割る方法には体脂肪を落とすことが不可欠。体脂肪率を10%以下に下げることこそが、腹筋を割る方法なのです。
腹直筋はもともと腱画によって6つか8つに分かれているもの。それが、その上の脂肪に邪魔されて見えないだけです。つまり、ここからは皮下脂肪との勝負になります。
体脂肪率が15~20%なら、タテ線がうっすら見えてくるはず。体脂肪率が10~15%になれば、上のほうの4つの割れを確認できるようになります。そして、体脂肪率が10%以下になれば、きれいに腹筋を割ることができるのです。
腹筋を割る最適な方法とは
その意味では、腹筋を割る方法は腹筋運動よりも全身運動が大切です。全身運動で体脂肪率を落とすことも必要になります。もしくは、食事制限しなければなりません。
いずれにしても、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを多くすることがポイント。単純に食事制限したとしても、エネルギーを大量に消費する筋肉が減ってしまっては元も子もありません。
このため腹筋を割る最適な方法は、腹筋まわりの筋トレと有酸素運動などの全身運動の組み合わせ。そこに食事制限を加えて体脂肪率を落としていけば、腹筋を割ることができるのです。
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