恋愛と結婚の違いは主観的と客観的といえる理由
プロポーズする準備に入る前に必ずやっておくべきことがあります。相手を友人や先輩に紹介することです。いざ結婚となると、恋愛とはまた違った視点で相手を見直す必要があります。恋愛は主観的で短期的ですが、結婚は客観的で長期的です。プロポーズの準備に入る前に、友人や先輩に客観的かつ長期的な視点で相手を判断してもらいます。
恋愛と結婚の違いは短期的か長期的か
私たちはほとんどの場合、本人が知らず知らずのうちに、好みの異性の外見的パターンを持っているもの。好きな顔のタイプや髪型、魅力を感じるスタイル、洋服の趣味など、好みのパターンは人それぞれでしょう。
このため、好みのパターンに近い人が目の前に現れると、自然と気になってしまうのが人間の性。そして、次第に好きになってしまうことがあります。しかし、その人が自分にとって一生を供にする結婚相手とは違うかもしれません。
恋愛は「短期的・主観的」ですが、結婚は「長期的・客観的」であるのが大きな違いです。恋愛は短期的ですが、結婚は命が続く限りと長期的。引き算をするまでもなく、人生のほとんどは結婚後になります。
恋愛と結婚の違いは主観的か客観的か
一般的にいって恋愛には、若さあふれる一時的な激情が含まれています。ただし、若さあふれる激情は、エネルギーが集中する代わりに長続きしないのが常です。その好例が「あばたもえくぼ」ということわざといえるかもしれません。
意味としては「愛する人に対しては欠点さえも長所に見える」というもの。人間には誰にも、長所もあれば短所もあります。恋愛をしていると、短所すらも長所に見えてしまうというわけです。
しかし、結婚は違います。長期的なものです。プロポーズ後に相手の短所が目につくようになったとき、それまでの思いがいっぺんに醒めて、最悪の場合は離婚となることがよくあります。ここが恋愛は主観的で、結婚は客観的であるべきという理由です。
恋愛と結婚の大きな違いは客観的視点
主観的にどんなにすばらしくても、客観的には必ずしもそうとはいえず、二人の結婚生活にとってはむしろ障害となってしまうことがらもあるということ。長所と短所を見分ける客観的な視点が必要なことが恋愛と結婚の大きな違いです。
実際、男女の相性のよしあしは渦中にいる本人にはわかりにくいもの。友人などからの客観的なアバイスに対して、素直に耳をかたむける気持を持つことが大切です。そして、それらを総合したその上で何よりも大切なことは本人の気持ちになります。
相手にプロポーズする準備に入るその前に、できるだけ冷静になりましょう。そして、相手に対する気持ちというよりも、結婚に対する気持ちを確かめておくことがとても重要です。
恋愛と結婚の違いを友人や先輩に確認
その意味で、自分と相手の相性について、傍で見ている友人などに改めてアドバイスをしてもらうことは、幸福な結婚のためには大切。傍で見ている友人や先輩は、あなたの性格をよく知り、あなたに対するイメージも持っています。
このため、あなたとの相性を客観的にも直感的にも判断してくれる場合が多いものです。その意味で、相手の人を友人や先輩に紹介するようにしましょう。その友人や先輩の中に既婚者がいるのが理想的。年齢は近いほうがよいでしょう。
既婚者は文字通りにすでに結婚していて結婚生活経験者ですから、恋愛と結婚の違いを実感している立場からアドバイスしてもらえます。また、年齢が離れていると話題が違ったり、打ち解けるのに時間がかかるもの。年齢が近いほうが共通の話題で会話がはずみ、自然な姿を知ることができるからです。
逆に、あなたが相手の友人や先輩に紹介された場合も、あくまで自然体でいるように心がけましょう。背伸びした状態を元に結婚に至っても、決して長くは続きません。結果的に、2人のためにもならないわけです。