体幹を鍛えるのに非常に重要な幼少期の外遊び
幼少期は体幹を鍛えるのに非常に重要な年代です。体幹は鍛えることで大きくなって厚みも増しますが、鍛えたからといって体幹に安定性を与えられるとは限りません。動作中にきちんと働かなければ、体幹は安定しないのです。そして、体幹を鍛えるのには幼少期の外遊びが重要なのでした。
体幹の安定性は小脳のプログラム
必要なときに体幹を使えるようにする指示は小脳にプログラムされています。たとえば、立った姿勢で手を上げるときには、肩にある三角筋が働くもの。しかし、三角筋が働くよりも先に、体幹の腹横筋が無意識に働いています。腹横筋が働いて体幹が安定することで、手を上げてもバランスを崩さないのです。
こうした機能は筋肉の量や強さではなく、神経と脳の働きによって司られています。そして、それをプログラムしているのが小脳。体幹の安定性がすぐれているということは、小脳のプログラムがすぐれていることでもあるのです。
スピードスケートのショートトラックは、強い遠心力を受けながら滑り続ける競技。常に綱渡りをしているような状態で微妙なバランスを保つために、体幹の安定性が求められます。
体幹を鍛えるのに幼少期が重要
そして、ショートトラックの選手の脳を調べたところ、競技を行っていない人と比べると、小脳が大きいことが判明。幼少期からショートトラックをやってきたことで、脳の発達も変わるのです。
だからこそ、体幹を鍛えるのに幼少期は非常に重要。脳が発達する子どものころに、不安定な状況で姿勢を保つという運動をやっておくことが、体幹の安定性を高める上では非常に重要になります。
具体的には、木登りや運梯といった子どもの外遊び。一番よいのは自分の体を使って外で遊ぶことです。不安定な状態で体を支えたり動かしたりする運動であれば、何でもよいでしょう。
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