平安時代はみんな朝食抜きダイエットをしていた
朝食抜きダイエットは、朝食を我慢するだけで1日の摂取カロリーを大幅カットできて手軽に痩せられます。朝食抜きと聞くと、なんとなく体に悪そうなイメージのあるダイエット法ですが、じつは歴史的に見ても正しいという側面も持っています。朝食抜きダイエットの効果について見ていきましょう。
武士は遅くまで朝食抜きダイエット
1日3食という食文化が定着してから、まだ日が浅いことをご存じですか? 1日3食が定着したのはいわゆる近代に入ってからの話。いまから千年以上前の平安時代、清少納言は「大工が昼に食事。何ともおかしい」と書き残しているほどです。
これは平安時代には、肉体労働者しか昼食をとらなかったということ。江戸時代になると少しずつ1日3食が普及しますが、武士はかなり遅くまで1日2食を通しました。朝食抜きダイエットをしていたようなものです。
世界的に見ても、1日3食が浸透したのは近代になってから。欧米で確立したオフィスでの勤務時間や学校教育が、近代以降に植民地など各地に伝わっていくことで、1日3食が世界に広まったというわけです。
朝食抜きダイエットは意外に奥が深い
朝食抜きダイエットは、消化・吸収にかかわる体のリズムにも合っているという考え方もあります。寝ている間は断食状態なので、睡眠中に休んでいた胃腸にいきなり朝食を入れるのは負担増というわけです。
また、起床したのち本来は腎臓や大腸などの解毒・排泄に血液は使われます。しかし、朝食を食べることによって消化・吸収に集中。すると、体の中に老廃物や毒素などの汚れが溜まりやすくなってしまうのです。
朝食抜きダイエットは、長い歴史のなかでは普通の行為。自然治癒力や免疫力が高かった当時の生活のほうが、むしろ健康的だったという考え方もあります。朝食抜きダイエットは意外に奥が深いメソッドなのです。
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