運動後の食事はタンパク質で運動前は糖質を摂る
運動後の食事ではタンパク質を多めに摂るのが基本。運動で筋肉が生まれ変わるためにも、筋肉の元となる材料を用意しておくわけです。とはいえ、運動直後の食事は胃や腸の負担になるだけでなく、疲労回復を遅らせてしまいます。そして、運動前の食事は糖質を摂るようにしましょう。
運動後の食事にタンパク質が必要
人間の体は古くなったものが新しいものに常に取り替えられています。このように、古くなった細胞が新しい細胞と入れ替わるのが新陳代謝。筋肉も常に古い細胞と新しい細胞が新陳代謝で入れ替わっています。
筋肉のおもな材料は、食べ物から摂るタンパク質です。いつも元気な筋肉を作るためには、タンパク質の補給が欠かせません。とくに運動後の食事では、筋肉の元となるタンパク質の摂取が必要になります。
ただし、植物性タンパク質の大豆製品は、消化・吸収に時間がかかるもの。運動後の食事でのタンパク質補給にはあまり適していません。豆腐や納豆などは運動後の食事よりも、ふだんの食事でこまめに摂るようにします。
運動後の食事は直後だと胃を壊す
また、運動後の食事といっても、直後に摂るのは注意が必要です。なぜなら運動中は血液が筋肉部分に多く流れています。食事の消化・吸収を行う胃や腸などの内臓には最低限の血液しか流れていません。
このため運動直後に食事をすると、胃や腸を壊す原因になります。さらにいえば、本来は筋肉の疲労物質の排出に使われるべき血液が、消化・吸収に使われてしまうといこと。疲労回復も遅らせることになるのです。
なお、運動前の食事では、血糖値を上げる糖質を含む食べ物を摂るようにしましょう。運動の2~3時間前にしっかり食事をして炭水化物を摂っていれば、運動中も血糖値が適度に保たれるでしょう。
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