腹式呼吸の効果は横隔膜を動かすとアップする
腹式呼吸の効果といえば、副交感神経を中心にした自律神経の活性化。とかく浅い呼吸になりがちな現代人にとっては、ゆっくり長く吐く腹式呼吸でリラックス効果を得ることで自律神経のバランスが整います。そんな腹式呼吸の効果は横隔膜を意識的に動かすとアップするのです。
腹式呼吸効果で副交感神経が優位
スマホやパソコンに接する機会の多い現代人は、どうしても姿勢が前かがみになりがち。すると、肺のスペースが小さくなってしまうこともあり、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。
浅く早い呼吸が長い時間続くと、崩れてしまうのが自律神経のバランス。どうしても交感神経が優位となってしまいます。また、日常的にストレスを感じている人は、交感神経が過度に高まって呼吸が自然と浅くなるのです。
そんなときほど大切なのが腹式呼吸の効果。ゆっくりと長く吐く呼吸をすることで副交感神経を優位にして、自律神経のバランスを整えます。これがいわゆる腹式呼吸のリラックス効果です。
腹式呼吸の効果は横隔膜でアップ
腹式呼吸の効果をアップするには、横隔膜を意識的に動かすことがポイントになります。というのも、横隔膜が大きく動くと、その周辺にある神経の網目が刺激されるのです。これが自律神経の活性効果を高めます。
このため、腹式呼吸では息を吸うときにはお腹をふくらませることで、横隔膜を収縮させて下げることを意識。息を吐くときはお腹をへこませることで、横隔膜をゆるめて横隔膜を上げるのです。
そして、腹式呼吸に加えてゆっくり長く吐く呼吸をすると、横隔膜の上下動が大きくなります。こうして意識的に横隔膜を上下に大きく動かすことが、腹式呼吸の効果アップにつながるのでした。
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