腹式呼吸のやり方が難しい人は仰向けでお腹に本
お腹をふくらませて行う呼吸法が腹式呼吸です。腹式呼吸は息を吸うときにお腹をふくらませて、息を吐くときにお腹をへこませるというもの。呼吸が深くなることで自律神経がコントロールされて、気持ちがリラックスします。この腹式呼吸のやり方が難しい人は仰向けでお腹に本をのせるとよいでしょう。
腹式呼吸のやり方はお腹に本をのせる
腹式呼吸のメリットは、浅くなりがちな呼吸を深くゆっくりすることによるリラックス効果。浅い呼吸によって交感神経優位になりがちなところを、副交感神経が優位にして自律神経のバランスを整えるのです。
息を吸うときにお腹をふくらせて、息を吐くときにお腹へこませるのが一般的な腹式呼吸のやり方。このやり方がどうしてもうまくできないという人は、仰向けになってお腹に本をのせた状態でトレーニングするとよいでしょう。
腹式呼吸でお腹を意識的にふくらませたりへこませたりするやり方がよくわかります。仰向けでお腹に本をのせた状態で、1分間に3回くらいの呼吸になるようにトレーニング。すると、起きたときにも同じ腹式呼吸ができるようになるのです。
逆腹式呼吸のやり方は内臓がより動く
なお、一般的な腹式呼吸は正しくは順腹式呼吸といいます。じつは、息を吸うときにお腹をへこませて、息を吐くときにお腹をふくらませる逆腹式呼吸があるのです。順腹式呼吸は息を吸ったときに横隔膜が下がってお腹がふくらみます。
一方の逆腹式呼吸のやり方は横隔膜が下がったときに、お腹をへこませるのです。順式では、腹腔内の容量はあまり変わりませんが、逆式では横隔膜が下がったときにお腹も収縮。息を吐いて横隔膜が上がったときはお腹は拡張します。
この腹腔内の収縮と拡張によって、内臓がより大きく動くことになるのです。このため、お腹を積極的に動かすことで内臓の血行がよくなって新陳代謝がアップ。内臓脂肪の燃焼効果が期待できるのです。
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