筋肉をつける目的以外でも食事にはタンパク質
筋肉をつける食事としてタンパク質は必須の栄養素。最近では、低カロリーで高タンパクなコンビニのサラダチキンが筋肉をつける食事としても注目されています。じつは食事でタンパク質を摂ることは、筋肉をつける目的以外でも重要。タンパク質を食べることで消費エネルギーがアップして痩せ体質になれます。
筋肉をつける食事にはタンパク質
筋肉をつける食事としてタンパク質が重要なのは、筋肉が分解と合成を繰り返しているため。合成が分解を上回ってはじめて、筋肉をつけることができるからです。ただし、食事でのタンパク質は別の意味でも重要な意味を持っています。
人間が1日で消費する全エネルギーのうち、歩いたり走ったりすることで消費する活動代謝は30%ほど。大部分の60%を占めているのは基礎代謝です。基礎代謝とは、生命時のために最低限必要なエネルギーのことです。
そして、残りの10%を占めているのが食事誘導性体熱産出になります。食事をすると体が熱く感じるのはこれが理由。食事誘導性耐熱産出とは、ものを噛んで消化・吸収するために使われるエネルギーになります。
筋肉をつける以外に痩せ体質になる
そして、食事誘導性耐熱産出は栄養素によって消費されるエネルギーが違っているのです。3大栄養素でいうと、糖質と脂質のエネルギーのうち食事誘導性耐熱産出で消費されるのは7%ほどになります。
一方、タンパク質で摂ったエネルギーのうちの30%は食事誘導性耐熱産出で消費されるのです。これはタンパク質はほかの栄養素に比べて、消化・吸収に手間がかかるため。摂取したエネルギーは70%しか残らないのです。
このため、食事でタンパク質をしっかり食べるようにすると、それだけ消費エネルギーがアップするというわけ。食事でタンパク質を摂ることは筋肉をつける目的以外でも、痩せ体質になるという意味でも重要なのでした。
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