筋肉がムキムキなほどスポーツが苦手な人が多い
筋肉ムキムキのボディビルダーはスポーツの経験が少ないか、スポーツが苦手な人が多いのには理由があります。筋肉がムキムキになるということは、効果的に筋トレができているということ。じつは、運動神経が悪い人ほど筋トレが効果的にできるのです。だから筋肉ムキムキなほどスポーツが苦手なのでした。
スポーツは合理的に筋肉を動かす
スポーツで投げる動作を行うとき、使う筋肉は一部ではありません。上半身から下半身まで数多くの筋肉を連動させています。しかも、筋肉は同時にパワーを出すのではなく、それぞれ適切なタイミングで適切な力を出さなければなりません。
体全体で捉えると、スムーズな投球動作は「下半身→体幹→上半身」という順番で筋肉が稼働します。上半身をさらに細分化すると「肩→ひじ→手首」という順番。いくつもの筋肉が流れるように連動しているのです。
スポーツ全般で求められるのは、合理的でスムーズに筋肉を動かせること。それができるかできないかが運動神経の違いになります。それが結果的に、スポーツが得意か苦手かの差になるわけです。
筋肉ムキムキには非合理的な動き
しかし、筋トレで求められるのは合理的でスムーズな筋肉の動きとは似て非なるもの。一部の筋肉のパワーを同時に出すという、非合理的な動きです。この非合理的な動きができなければ筋肉ムキムキにはなりません。
仮に合理的な動きを筋トレでやった場合、鍛えたい筋肉以外の筋肉も使ってしまって筋肉にかかる負荷が分散してしまいます。筋肉ムキムキになるには途方もない時間がかかってしまうでしょう。
すなわち、合理的な動きができないスポーツが苦手な人ほど、筋肉ムキムキになりやすいということ。筋肉ムキムキの人は非合理的な動きが意識しなくてもできます。筋肉ムキムキなほどスポーツが苦手な人が多い理由です。