腹斜筋の鍛え方は下半身固定で上半身をひねる
脇腹の筋肉でメインになるのが腹斜筋です。腹斜筋は腹直筋と同じく、タテに長い筋肉。体をひねったり背骨を軸に左右に回す回旋動作などを司っています。そんな腹斜筋の鍛え方として、もっとも一般的な方法を紹介しましょう。左右差をチェックしながら行うのがポイントです。
腹斜筋の鍛え方は上半身をひねる運動
腹斜筋は、さらに細かく見ていくと2層構造です。深層部にあって体の中心から外側に斜めについている内腹斜筋と、表層にあって外側から体の中心に向かって斜めについて外腹斜筋から構成されています。
内腹斜筋と外腹斜筋の筋繊維の方向は、ちょうどクロスするような向きです。これが動作のときには連動して働きます。そんな腹斜筋の鍛え方でもっとも一般的な方法を紹介しましょう。仰向けで上半身を左右にひねる運動です。
まず仰向けになって、足を腰幅に開いてひざを立てます。90度くらいが目安です。そして、両手をそろえて肩の真上になるように床と垂直に伸ばします。
左右差をチェックする腹斜筋の鍛え方
この体勢から両手を左側に倒すのです。足裏を床につけたまま、お尻が浮かないところまで上半身を回旋させて、右側の腹斜筋が固くなっているのを感じたら、元の姿勢に戻ります。
ポイントは下半身を固定したまま、上半身をひねること。腹斜筋がしっかりひねられることを感じましょう。左右を1回として10回×3セット行います。
なお、この腹斜筋の鍛え方は、左右で両手の倒れ具合の差をチェックしながら行ってください。倒れ具合に差があると、筋肉のつき方も不均等になります。うまく倒せない側を重点的に鍛えましょう。
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