エビを筋肉トレ後に丸ごと食べてタンパク質摂取
筋トレすると筋肉は必ず損傷します。このため筋肉トレーニング後の食事には、筋肉の材料になるタンパク質をたくさん食べなければなりません。その意味で、エビは筋肉の材料になる最適な食材です。高タンパクなエビを食べれば筋肉の損傷も回復。それ以外にもさまざまな健康効果があるのです。
エビが筋肉トレ後の食事によい理由
エビは低カロリーにもかかわらず、高タンパク質な食材。じつは鶏のささ身よりもカロリーが低いのです。しかもエビには脂がほとんどありません。たしかに、エビフライなどエビ料理は油が追加されているものばかりです。それだけ脂質が少ないことを意味しているといえます。
筋肉トレ後の食事には筋肉の材料になるタンパク質という意味ではお肉もよいですが、どうしても脂質が含まれてしまうのが難点。だからこそ、鶏のささ身などが筋トレ後の食事によいとされてるわけです。
そんななか、エビには脂質がほとんどありません。カロリーも、鶏のささ身が100gあたり114kcalのところ、エビは82kcalしかないのです。まさに高タンパクで低カロリーな食材なのでした。
エビは筋肉トレ後にうってつけ
脂質は生活習慣病など健康を脅かす可能性が高まることから、筋肉トレーニング後の食事に限らず、摂りすぎには注意が必要とされています。とくに、体温が人間より高い鶏や牛、豚などに肉に含まれる脂質には注意が必要です。
体温が人間より高いということは、そこに含まれる脂質は人間の体内に入った時に冷えて溶けにくいということ。体脂肪として蓄えられやすいという性質があります。
一方、エビなどの魚介類の体温は人間より低いことはよく知られています。すなわち、少ないながらも含まれているエビの脂質は、体脂肪として蓄えられにくい、筋肉トレーニング後の食事にうってつけといえるのでした。
エビは筋肉トレ後は殻ごと食べる
エビは筋肉トレ後の食事で、殻ごと食べるのがポイント。エビの殻に含まれるキチンキトサンは、食物繊維と同じような働きをします。すなわち、キチンキトサンは消化されずに、腸内の脂質とともに体外に排出。余分な脂質を吸収しないため、太りにくくなるというわけです。
このほか、エビにはすぐれた健康効果があります。1つはエビに含まれるタウリン。栄養ドリンクなどの成分で聞いたことがある人も多いでしょう。タウリンにはコレステロールを下げる作用があります。
コレステロールが高いと、血管が動脈硬化をおこしやすくなるもの。血管が狭くなって詰まりやすくなります。タウリンは胆汁の分泌を促すことで、コレステロールを下げてくれるのです。
エビの健康効果が期待できる成分が、赤い部分に含まれるアスタキサンチンです。アスタキサンチンは、体の中の酸化を抑える役割があります。酸化は老化の原因。アスタキサンチンのすぐれた抗酸化効果で、美容効果も期待できるのです。
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