腹式呼吸のやり方には順式と逆式の2種類がある
腹式呼吸のやり方は、息を吸うときにお腹をふくらませて、吐くときにお腹をへこませるのが一般的です。じつはこれ、順腹式呼吸といいます。逆腹式呼吸もあって、お腹をふくらませるタイミングがまったく逆。しかも、腹式呼吸のやり方で健康効果にも違いがあります。
腹式呼吸のやり方には逆式も存在
腹式呼吸とは、呼吸時にお腹をふくらませる呼吸法。呼吸のときに胸をふくらませる「胸式呼吸」が対義語になります。横隔膜を上下させるのが腹式呼吸、肋骨を広げたり閉じたりするのが胸式呼吸です。
一般的に腹式呼吸のやり方といえば、息を吸うときにお腹をふくらませて、吐くときにへこませるのが一般的。じつはこれは順腹式呼吸と呼ばれるやり方。逆腹式呼吸というのも存在していて、やり方は息を吐くときにお腹をふくらませ、吸うときにへこませるというものです。
どちらにも共通する腹式呼吸の効果としては、浅くなりがちな呼吸を深くゆっくりすることで、副交感神経が優位になってリラックスすること。自律神経のバランスを整えてくれます。
腹式呼吸はやり方で効果も違う
また、お腹を積極的に動かすことで内臓の血行がアップ。内臓脂肪の燃焼効果があるのです。さらには、胃腸が刺激されて消化機能が高まったり、それに付随して冷え性が改善する効果もあります。
ただし、腹式呼吸はやり方で効果も違います。順腹式呼吸は息を吸ったときに横隔膜が下がってお腹がふくらみます。一方の逆腹式呼吸は横隔膜が下がったときに、お腹がへこむのです。
逆腹式呼吸では横隔膜筋が下がったときにお腹も収縮。腹腔内の容量が小さくなります。この腹腔内の収縮と拡張によって、内臓がより大きく動くことになるのです。その意味で、内臓脂肪の燃焼や消化機能のアップは、逆腹式呼吸のほうがより高まるということになります。
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