平衡感覚を鍛えるなら親指を立てて首を振るべし
人間の平衡感覚を司っているのは三半規管。平衡感覚を鍛えるなら、三半規管をトレーニングしなければなりません。そんな三半規管のトレーニングにおすすめなのが、親指を立てて首を振る体操。平衡感覚を鍛えるなら、親指を立てて首をゆっくりと振ると効果的なのです。
平衡感覚を司っている三半規管
平衡感覚を司っているのは、耳の奥にある三半規管。3つの半規管によって構成されていて、それぞれがX軸、Y軸、Z軸を感知する仕組みです。半規管は管状になっていて、なかは水分で満たされています。
身体が傾くと、その傾きに応じて半規管の中の水の動きが変わり、それをセンサーが捉えて傾きを感知。3つの半規管の動きを三次元的に捉えることによって、平衡感覚を保持しているわけです。
しかし、センサーの機能が衰えると、身体の傾きが正確に捉えられなくなります。平衡感覚の衰えに気づかずに放っておくと将来、転倒しやすくなり、最悪の場合、寝たきりになってしまうことさえあるのです。
平衡感覚を鍛える頭を振る体操
そんな平衡感覚が衰えた人におすすめの体操が、親指を見ながら頭を振る体操です。親指を立てた片手を前方に突き出したら、親指を見つめたまま1秒に1回のペースで頭を左右に10回振ってください。
今度は立てた親指を横向きにして、それを見つけまま1秒に1回のペースで首を上下に振ります。さらに、親指の距離を近づけた状態で首を振ると、目の動きが血が違うものです。
このため、親指を近づけた状態で同じように左右と上下にそれぞれ10回ずつ首を振ります。目安としては1日1~2セットほど。これで平衡感覚が衰えている人も、改善される可能性があるのです。
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