梨状筋ストレッチは足を内側にひねるのが基本
梨状筋は外旋六筋と呼ばれる筋肉群の1つ。文字どおり、股関節の外旋運動に関わる細かい筋肉になります。このため、梨状筋をストレッチするときの基本は外旋と反対の動きをすること。すなわち梨状筋ストレッチは、足を内側にひねる動作が基本になります。詳しく見ていきましょう。
梨状筋ストレッチは内側にひねる
梨状筋は外旋六筋のなかでも重要とされる筋肉。というのも、梨状筋が硬くなってしまうと坐骨神経を圧迫します。梨状筋が腰痛や下半身冷え性などさまざまな不調の原因となるからです。
梨状筋があるのはお尻の筋肉である大殿筋の下あたり。梨状筋は長時間のデスクワークで硬くなりやすい筋肉です。また、いわゆる老化によっても梨状筋は硬くなってしまいます。
そこで、梨状筋はこまめにストレッチするのがおすすめ。梨状筋は外旋六筋の1つであるため、外旋とは反対の動きを行うことでストレッチできます。すなわち、梨状筋ストレッチは足を内側にひねる動作です。
梨状筋ストレッチは足の重みを利用
ストレッチする前に筋膜をはがしておくのが最近のトレンド。これは梨状筋でも変わりません。筋膜は筋肉線維を束ねている膜。筋膜の癒着は筋肉が硬くなる原因です。
大殿筋の下にある梨状筋は、ダイレクトにほぐすことはできません。お尻のへこみ部分にテニスボールなどを当てて、その上に体重をかけることで間接的に筋膜をほぐすことができます。左右30秒ずつ行ってください。
梨状筋のストレッチは床に座って両ひざを立てたら、両足を右側に倒します。そして左足の足首を右ひざの上に乗せるのです。足の重みを利用して、右足を内側にひねります。片足30秒で、両足行えばOKです。
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