ゆで時間がゼロ!本場も注目する焼きパスタとは
ゆで時間がわずか1分ということで話題になったのが「すいすいパスタ」。あらかじめ水に浸しておくことで、ゆで時間を大幅短縮する調理法でした。そのすいすいパスタの上を行くのが「焼きパスタ」。なんとゆで時間はゼロといいます。本場イタリアでも注目されている焼きパスタを見ていきましょう。
焼きパスタはフライパン1つでOK
すいすいパスタとは、乾麺をあらかじめ2時間ほど水に浸しておく調理法。水をあらかじめ吸わせてあるので、すぐにでんぷんが固化して食べられる状態になります。ゆで時間がわずか1分で済む調理法です。
このすいすいパスタを超える、まったくゆでないパスタの調理法があります。湯がかずに、フライパン1つでOKのパスタ。「焼きパスタ」ともいうべき料理法です。
まずフライパンを熱して、パスタをそのまま投入。そこにオリーブオイルを加えて加熱します。パスタの表面に少し焦げ目がついてきたら、コンソメと少量の水を加えるのです。
さらに少しずつ水を加えること十数回、計500mlの水を吸わせてスープが白っぽくねっとりしてきたらパスタは完成。トマトやケチャップを加えて、塩コショウで味を調えれば、焼きパスタのでき上がりです。
焼きパスタの最大の特徴は食感
焼きパスタの最大の特徴はその食感。麺が完全にゆで上がらずに、髪の毛の細さ程度の芯を残してゆでるのがアルデンテです。一方のすいすいパスタは完全に吸水させているため、麺全体がやわらかく仕上がります。
ここで焼きパスタは、外側に焼いたことによるパリッとした食感が加わるということ。アルデンテと逆の状態といえます。結果的に、少しずつ水を足すため調理時間は17分ほどかかりますが、麺を育てていくような楽しみが魅力です。
実はこの調理法、パスタの本場であるイタリアでも注目されている調理法。その料理名が「パスタ・リゾッタータ」です。つまり、リゾットのように作るパスタということです。パスタがとてもクリーミーになって、ソースに絡みやすくなります。
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