筋トレ後の食事より日々のタンパク質摂取が大切
筋トレ後の食事にタンパク質を摂るようにすることはよく知られています。一般的にタンパク質の必要量は、体重1kgあたり1gです。筋トレ後の食事で筋肥大を狙うなら、この1.5倍を目安にするとよいといわれます。しかし、効率のいい筋トレには、筋トレ後の食事より日々のタンパク質摂取が大切です。
筋トレ後の食事はすばやくタンパク質
よく筋トレ後の食事で推奨されているのが、30分以内のタンパク質摂取です。筋トレ後は筋肉がタンパク質をバンバン取り込んでいくので、すばやくタンパク質を摂取するようにいわれています。
しかし、運動が刺激になって動き出すタンパク質の合成は反応がとにかく速いもの。筋トレ開始前に筋肉の中にアミノ酸がパンパンに満たされている状態が理想的です。そのためには、筋トレ後の食事より日々のタンパク質摂取が重要です。
とはいえ、筋トレ前後でタンパク質の摂取タイミングを細かく考えるのは、あまり意味がありません。日ごろから体内に筋肉の材料となる素材が十分に用意されていれば、筋トレ後に筋肉はしっかり回復します。
筋トレ後の食事より日々のタンパク質
このため、重要なのは体重1kgあたり1gのタンパク質をしっかり摂ること。肉や魚の場合は100gで20g前後のタンパク質が摂れます。ただし、一度に摂って効果のあるタンパク質の量は20gほどです。
すなわち、1日3食すべてタンパク質をしっかり摂ったとしても60gにしかなりません。体重70kgであれば1日に必要なタンパク質は70g。3食とも肉や魚を摂るだけでなく、補食にヨーグルトやゆで卵などのタンパク源を摂る必要があるのです。
この数字を見ただけでも、日々の十分なタンパク質の摂取がいかにハードルが高いかわかるでしょう。効率のいい筋トレを目指すなら、筋トレ後の食事より日々のタンパク質の摂取にまずは注力すべきなのです。
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