冷え性の原因が交感神経のときの10分間入浴法
内臓型冷え性は、交感神経が優位になっていることが原因。内臓が冷えているにもかかわらず交感神経が弱っていて、体温を上げることができないのです。そんなときは1日10分の全身浴が効果的です。冷え性の原因が交感神経のときの10分間入浴法のやり方を紹介しましょう。
冷え性の原因が交感神経のときの入浴
入浴は自律神経をフルに動かす行為。体温が上がるために、それを調節するように自律神経が働いているからです。このため、交感神経が弱っていることが原因の内臓型冷え性にはよく効きます。
10分間入浴法を繰り返すことで自律神経が鍛えられるというわけ。内臓型冷え性の症状が改善するだけでなく、その予防にも効果を発揮します。シャワーで済ませる人も多いでしょうが、それではあまり効果は期待できません。
内臓型冷え性を改善する1日10分間の入浴法は、最初の5分間は首までしっかりとお湯に浸かります。首まで浸かることで水圧が体全体にかかり、体の中心に血液が集まるようになるのです。
冷え性の原因が交感神経だと熱が放散
このときの温度は40~42度くらいに設定。やや熱めのお湯にします。内臓型冷え性の原因である交感神経が衰えていると、熱が放散しやすく体温がどんどん下がってしまうのです。熱を外から供給してあげなければなりません。
この5分の間に、湯船の中で肩甲骨をストレッチすると効果的。5秒ほどかけて肩甲骨をグッと寄せるのです。2回ほど行うだけで十分に効果が期待できます。背筋が動くことで交感神経が刺激されて、温め効果がアップするのです。
そして、次の5分間は上体をおこして胸元までの入浴。脳に回る熱が減って、のぼせを防ぎます。逆に下腹部に熱が回って内臓も温まりやすくなるのです。トータルで10分たったらお湯から上がります。
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